政略のシーンがついこの間全て完成しました。
細かい修正はあるかもしれないけど、商品として恥ずかしくないところまでバッチリ仕上がりました。
せっかくなので1カ月ぐらい前までの笑うに笑えない状態をいくつか紹介しましょう。
「さびしいよ」
美三娘(ビサンジョウ)が満面の笑みを浮かべ
「こんなにたくさんの仲間が来てくれたよ!」
と言われてその後ろに兵士がたった3人で「エイエイオ〜」…
やっぱ仲間は沢山いないとね。
ちなみに「訓練」「農耕」なども3人ずつでした。
今はどのシーンも画面一杯に兵士達がいます。
寂しくないです。
「酔っ払い」
ネタばれになるのでどこのシーンか書けませんけど、酔っ払い2人が出てくるシーンがあります。
この酔っ払いの表情がなかなかイイ感じで、とっても楽しそう…なのはいいんだけど、苦労したのはこの二人がそれぞれ手に持っていたお猪口と徳利。
うまく手に持ってくれず、お猪口や徳利がまるでポルターガイスト現象のように中空をさまよっていました。
結局解決したけど、酔っ払ってる2人を見てると、飛んでる方がリアルなんじゃないか、と思ってしまいます。
「喋るかかし」
シーンに登場する人物達は3Dモデルなわけです。
こいつらは、モーションデータによって動くんですが、初期のころモーションデータの不良でゲームが止まっちゃう現象が多発してました。
政略のモーションだけでも体のパーツ別にわけると3000個程度のモーションがあるので、一つ一つ原因を探るひまがありませんでした。
しょうがなくモーションを入れないモデルを配置して仮のシーンとしていました。
そんな人物モデルたちは、みんなかかしのように立っていました。
ただ立ってるだけならまだましなんですが、中には顔(口パク)のモーションだけ大丈夫なこともあって、法正(ホウセイ)が微動だにせず目パチ口パクだけして喋っているというシュールなシーンを見ることができました。
直ってなかったら今はもっとシュールな事態だったけど。
「ムネ」
一躍脚光を浴びることとなったムネ制御エンジン。
もちろん政略でもばっちり揺れています。
一番目立つのはやっぱり美三娘(ビサンジョウ)なんですが、たいへんえげつない時期がありました。
政略で提案者がいろいろ喋る部分はキングが作ったプログラムでカメラを動かしています。
で、いろいろ私などがいじるわけですが、時間がなくて適当設定してちゃんと確認もせずほったらかしていたら、キングが声をかけていきました。
「このカメラワークいいね〜」
キングの目が妖しい。
というかイヤらしい。
なんだろ?と思ってモニターを見ました。
見ると美三娘(ビサンジョウ)が政略の提案をするシーン。
美三娘(ビサンジョウ)、カメラにむかって歩く。
カメラは徐々に美三娘(ビサンジョウ)に寄る。
揺れる。
美三娘(ビサンジョウ)カメラによる。
カメラ美三娘(ビサンジョウ)による。
美三娘(ビサンジョウ)ねだる。
揺れる。
カメラ寄る…
おおおおお!いい。これ、いい!
バストアップ…じゃなくて、バストがアップ!
偶然だけどすばらしいカメラワークじゃないか!
キングと二人してにやにやとしていたのですが結局NG。
あまりに露骨だったですね…残念。
まぁ、ムネが活躍するシーンは他にもあるんでお楽しみに!
次は是非、ムネ制御エンジンを前面に出したゲームつくりたいなぁ、と思ったりして…
by せとろ
|