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第十九週
2月26日 2月27日 2月28日



 

2月28日
寒さの中にも春の息吹が感じられる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、クリスマスも正月もなかった我々『決戦II』チームですが、どうやら一足飛びで春が訪れようとしています。そう、いよいよ『決戦II』のマスターアップを迎えようとしているのです。

去年の桜の花の咲くころ始まったこのプロジェクト。思い返せば、本当にいろいろなことがありました。つらいことや苦しいこともありましたが、私自身、こんなに充実した日々は初めてでした。今まで「雲の上の人」のように感じていた方々のもお会いすることも出来ましたしね〜(笑)。

で、肝心のゲーム内容ですが、一言で表現するならよくこれだけのもの作ったなあというところでしょうか?。プロジェクトメンバー個々にヒアリングしてみると、「これだけのもの=群れに介入できるゲーム性」だったり「迫力のビジュアル」だったり「シナリオの面白さ」だったり「壮大なBGM」だったり、色々ではあるんですが、『決戦II』の持つスケール感や多面性が、皆に異なる感想を抱かせている理由ではないかと感じています。

とまあ、振り返るといろいろと出てくるわけですが、そんな小難しい講釈はもう抜きにしましょう!。とにかく、今はみなさんに早く遊んでいただきたい気持ちで一杯です。発売日は3月29日!。あと少しですので、楽しみにお待ちください!

私も、ちょっとだけお休みをいただいたあと、3月29日には店頭に直行するつもりです(超重要)。それでは、アディオース!

by あつみっち@でも航空券が取れない・・・

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2月27日
 ×日。意見吸収会用のROMが出版部に届く。さっそく、『コンプリートガイド』担当のカズくんと一緒にプレイ。
部員一同集まってくる。やはり期待の新作、注目度は高い。うふふ。
「曹操(ソウソウ)シブイね」「劉備(リュウビ)ってなんか暑苦しかねえか」「貂蝉(チョウセン)、グッとくるね。もっと薄着にならないか」
 プロジェクトチームの苦労も知らずに、ギャラリーたちは好き勝手な感想を述べはじめる。
 美三娘(ビサンジョウ)の胸チラシーンの連続には、オーバー・フォーティーおやじ管理職軍団から「美三娘(ビサンジョウ)萌え〜」の大合唱がわきあがる。軍議のシーンで美三娘(ビサンジョウ)が意見を言うと、後ろから「なにためらってんだ。お姐さまの言うとおりにしろ」と命令されて、モニターにならない。
 ゲームが進むと、荀郁(ジュンイク)に人気が移る。軍師として抑制の利いた言動には含羞と恥じらいをうかがわせ、たまに垣間見せる女性としての嫉妬の炎のバランスが絶妙だ。
 おやじ軍団、一斉に「ジュンイク萌え〜」。
 かなわん。これは熱い漢のドラマだろ?

 ××日。意見吸収会では、モニター中の反動からか、美三娘(ビサンジョウ)の胸チラが多すぎて下品に思えると意見してしまう。

 ×××日。次のヴァージョンのROMをプレイ。美三娘(ビサンジョウ)の鎧と肉体が密着しすぎて、胸のユレが減少している。
 やばい。
 おやじ軍団に「てめえが余計な口出しするからだ」と締められる。トホホ。

 ××××日。本のカバーの打ち合わせ。『ワールドガイド』と『コンプリートガイド(担当カズくん)』の二段構えで、『決戦II』を完全フォローする予定である。案の定、カズくんとカバーに載せるキャラの取り合いになる。現在の一番人気は荀郁(ジュンイク)だ。

ひろりん「荀郁(ジュンイク)はワールドガイドね」

カズくん「だめですよ。ワールドガイドは先行発売なんだから、劉備(リュウビ)軍のキャラを入れるのがスジでしょう。荀郁(ジュンイク)はコンプリートがいただきます」

ひろりん「ああいう女は、おしとやかなようで実はタチが悪いぞ。細かいことでもネチネチ恨みを抱いてストーカーに走るタイプだ。おまえにゃムリだ」

カズくん「合コンやってるんじゃないんですよ! それに勝手に荀郁(ジュンイク)のキャラを決めつけないで下さい」

ひろりん「ワールドガイドのコンセプトはセクシー&バイオレンスだぞ。それには荀郁(ジュンイク)の内に秘めた情念のパワーこそがふさわしいんだよ」

カズくん「そんな危ないこと言ってると、シブサワさんから掲載許可おりませんよ! それにバイオレンス路線なら、祝融(シュクユウ)でいけばいいじゃないですか!」

ひろりん「祝融(シュクユウ)はオレだけのアイドルだ。カバーにいれて人目にさらす気はない!」

結局、おやじたちの判断で、荀郁(ジュンイク)は『コンプリートガイド』に、祝融(シュクユウ)のカバーは見送りになる。無念じゃ。

by ひろりん

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2月26日
政略のシーンがついこの間全て完成しました。
細かい修正はあるかもしれないけど、商品として恥ずかしくないところまでバッチリ仕上がりました。
せっかくなので1カ月ぐらい前までの笑うに笑えない状態をいくつか紹介しましょう。

「さびしいよ」
美三娘(ビサンジョウ)が満面の笑みを浮かべ
「こんなにたくさんの仲間が来てくれたよ!」
と言われてその後ろに兵士がたった3人で「エイエイオ〜」
やっぱ仲間は沢山いないとね。
ちなみに「訓練」「農耕」なども3人ずつでした。
今はどのシーンも画面一杯に兵士達がいます。
寂しくないです。

「酔っ払い」
ネタばれになるのでどこのシーンか書けませんけど、酔っ払い2人が出てくるシーンがあります。
この酔っ払いの表情がなかなかイイ感じで、とっても楽しそう…なのはいいんだけど、苦労したのはこの二人がそれぞれ手に持っていたお猪口と徳利。
うまく手に持ってくれず、お猪口や徳利がまるでポルターガイスト現象のように中空をさまよっていました。
結局解決したけど、酔っ払ってる2人を見てると、飛んでる方がリアルなんじゃないか、と思ってしまいます。

「喋るかかし」
シーンに登場する人物達は3Dモデルなわけです。
こいつらは、モーションデータによって動くんですが、初期のころモーションデータの不良でゲームが止まっちゃう現象が多発してました。

政略のモーションだけでも体のパーツ別にわけると3000個程度のモーションがあるので、一つ一つ原因を探るひまがありませんでした。
しょうがなくモーションを入れないモデルを配置して仮のシーンとしていました。
そんな人物モデルたちは、みんなかかしのように立っていました。

ただ立ってるだけならまだましなんですが、中には顔(口パク)のモーションだけ大丈夫なこともあって、法正(ホウセイ)が微動だにせず目パチ口パクだけして喋っているというシュールなシーンを見ることができました。
直ってなかったら今はもっとシュールな事態だったけど。

「ムネ」
一躍脚光を浴びることとなったムネ制御エンジン。
もちろん政略でもばっちり揺れています。
一番目立つのはやっぱり美三娘(ビサンジョウ)なんですが、たいへんえげつない時期がありました。

政略で提案者がいろいろ喋る部分はキングが作ったプログラムでカメラを動かしています。
で、いろいろ私などがいじるわけですが、時間がなくて適当設定してちゃんと確認もせずほったらかしていたら、キングが声をかけていきました。
「このカメラワークいいね〜」
キングの目が妖しい。
というかイヤらしい。
なんだろ?と思ってモニターを見ました。
見ると美三娘(ビサンジョウ)が政略の提案をするシーン。

美三娘(ビサンジョウ)、カメラにむかって歩く。
カメラは徐々に美三娘(ビサンジョウ)に寄る。
揺れる。
美三娘(ビサンジョウ)カメラによる。
カメラ美三娘(ビサンジョウ)による。
美三娘(ビサンジョウ)ねだる。
揺れる。
カメラ寄る…

おおおおお!いい。これ、いい!
バストアップ…じゃなくて、バストがアップ!
偶然だけどすばらしいカメラワークじゃないか!
キングと二人してにやにやとしていたのですが結局NG。
あまりに露骨だったですね…残念。

まぁ、ムネが活躍するシーンは他にもあるんでお楽しみに!
次は是非、ムネ制御エンジンを前面に出したゲームつくりたいなぁ、と思ったりして…

by せとろ