順調に「討伐戦闘」をこなし続けて１年が過ぎたころ、ワシはある重大なことに気がついた。それは「世のため、人のため」と立ち上がったものの、一向に「討伐戦闘」の依頼に終わりが見えないこと。それに気づいたのは、ある戦場の戦功目標がきっかけじゃった。

色々な魔の手が董白を襲う。ずっと護衛してやりたいが、そうもいかないと思い直し、翁はある決心をする！

赤兎馬で戦場を走り回っていたある日、董白という娘っ子が山賊に襲われておった。「きゃあ！　お助けください！」という娘っ子の可愛い声に応え、スケベな……いや、紳士なワシは山賊たちを倒しまくった。退治後、「もう大丈夫じゃ。これからは気をつけなされよ」と格好良く決めゼリフを残し、颯爽と立ち去ったのじゃが、この娘っ子、行く先々で何度も襲われておる！　ふと気がつくと、悪さをするヤツらも伍応星や母大虫といった決まった連中が多いようじゃ。むむっ……結局、何度懲らしめたとしても、国を安定させない限り悪事は繰り返される、という歴史の真実にぶち当たってしまったのじゃ！　むむ、これはいかん、いかんぞ！

ワシは、ここにきて一大決心をした。もう一度、旗揚げをし、再び中国統一を果たすのじゃと。すべては困っている人たちを救うため。また、みなが安心して暮らせる世の中を作るため。そしてあわよくば、董白に気に入られたいがため、今一度、ワシは立ち上がるのじゃ！　うむ、自慢じゃないが、女子が絡むとワシの決心は固いぞぉ。「よし！　善は急げ！」ということで、早速、旗揚げを開始じゃ！

ときどき「討伐戦闘」で顔を見せ合う仲だった陳羣を自陣に迎える。彼とともに再び天下取りを目指す。

敵の拠点に侵入すると同時に火計が発動！　このほかにも「落石」といった、さまざまな能力があるらしい。

今まで各地で奮闘していたこともあり、ワシとともに立ち上がってくれる仲間もすぐに見つけられるのが心強いのう。「討伐戦闘」をこなすと、仲間にできる武将が見つけやすいという利点もあるのじゃな。同じく北海を放浪していた陳羣に「お主とは最後まで一緒じゃ。以前、男性武将を全員クビにしたことがあったが、それはなしじゃからの」と誘いを持ちかけ、ふたりで侵攻戦を開始。北海の君主・厳政と対決することになったのじゃ。

ここからワシの伝説が始まる。幾度となく「討伐戦闘」の依頼をこなしたワシには、すでに神通力とも呼べる、特殊な戦闘能力が備わっていたようじゃ。敵の拠点へ飛び込めば次々と火計が発動し、また自然と徐々に無双ゲージが増加するといった具合じゃ。おお、自分でも侵攻戦になるまで全く気がつかなかったわい。恐らく敵の厳政はこう思ったに違いなかろう。「あのジジイは、化け物か!?」と。ひゃっひゃっひゃ、この上なく気分が良いわい。あっという間に敵の拠点を落とし、厳政を杖で軽く一蹴して北海を手に入れることに成功したぞ。うむ、さすがワシじゃな！　在野武将のとき、日ごろから善行をしておいて良かったわい。おまけに貂蝉といった女性武将たちも仕官してきて、うれしいことばかりが続くのう。