

というわけで、早速「争覇モード」のシナリオの中から、まだ孫策が生きている「198年 官渡の戦い」を迷わずチョイス。もちろん操作武将は孫策だ。198年、歴史家の考察によると、孫策はすでに江東を制覇し、呉候(呉の代表)に任命されている年である。しかし、ゲームでは群雄割拠の時代が味わえるようになっており、孫策はまだ合肥一国に留まっている状態だ。ここは早速、史実通り、江東・江南を治めるべく南下していくことにする。
まず軍議の「情報」から他国の様子を確認すると、建業には劉繇がいた。そして劉繇の配下には、孫策と歴史に残る一騎討ちを繰り広げる猛将・太史慈の姿もある。史実の孫策は、劉繇を追い払い、太史慈との一騎討ちを経て、彼を配下として迎えることになっている。
「よし! ここは太史慈との一騎討ちに勝って、彼を配下にしよう!」という野望がメラメラと湧き上がる。孫策自身に加え、周瑜、孫尚香、韓当の全軍を率いて建業へと出陣! 「よぉし、太史慈! 首を洗って待ってろよ!」と意気込んで合肥をあとにしたのだった。


戦闘前に戦場を確認すると、劉繇軍は本陣を含む7拠点を持ち、対して我が軍は本陣を含む4拠点のみ。士気も敵の方に分があるようだ。史実どおり、劣勢スタートといったところか。のぞむところ! 戦闘開始と同時に自軍に「太史慈、一騎当千の武を発現! 心して当たれ!」との伝令メッセージが。「おう、言われなくても、そのつもりよ!」と、孫策を動かす筆者は、まさに血湧き肉躍る状態。まずは口笛で呼んだ馬にまたがり、セオリー通りにスタート地点から最も近い敵拠点を目指す。
颯爽と敵拠点にたどり着き、「よし! 一番槍だぜ」と意気込んだところに、突然「周瑜軍団、苦戦!」との伝令メッセージが。「おいおい、開始早々1分も経ってないぞ! どうした義弟!」と思ったが、確認すると周瑜軍とぶつかったのは猛将・太史慈だった。これでは無理もなかろう……。「すまん、周瑜! 拠点を落とすまで持ちこたえてくれ」と内心祈りながら、急いで拠点の敵兵をなぎ倒す。しかし、無念! 拠点制圧とほぼ同時に周瑜が撤退。いくら天下の周瑜とはいえ、さすがに武では太史慈に敵わなかったか。「それならば」と周瑜の仇をとるべく、急いで太史慈の元へと駆けつける。味方拠点で暴れまわる太史慈に一騎討ち(という設定です)を挑んだのだった。
