
太史慈と討ち合って、まず驚いたのが相手の攻撃力の高さだ。特に一騎当千の状態になると、数回ダメージを受けただけであっさりと孫策がやられてしまう。演義(『三国志演義』)のように「こやつ、できるな!」と感心して戦う余裕などなく、体力ゲージに気を配りながら互角にやり合うだけで精一杯。実はこの太史慈戦に8回以上負け、「すいません。史実のテーマから離れてもいいですか……」と担当者に泣きついたのは内緒だ。いや、考えてみると開始早々、レベル1の初期装備で挑み、しかも士気も負けている状態なのだ。一騎当千の太史慈に勝つのは容易ではない。

しかし、このまま泣き寝入りしては“小覇王”の名が廃る。そこで太史慈と正面からやり合うことは避け、相手の攻撃を回避しながら側面や背後に回りこみ、敵のスキを突いて攻撃する戦法に切り替えた。これが功を奏し、時間はかかったが何とか太史慈を撤退させることに成功する。すると「孫策の類稀なる軍略に、全将兵奮起!」とうれしい伝令メッセージが出現。ようやく味方の士気も上がり、一気に巻き返しを狙う我が軍であった。


逆転を図る筆者の頭によぎった作戦は「太史慈が戦線復帰するまでの間、できるだけ敵の拠点を落とす」というもの。味方の士気が上がれば、それだけ配下の武将が持ちこたえてくれる。再び馬にまたがり、今度は敵の武器庫を襲う。武器庫には敵武将・干糜や虎戦車が待ち構えていたが、太史慈に比べれば、赤子の手をひねるようなもの。見事、干糜を捕縛してレベルもアップ。これで戦闘が一気に楽になった。しかし、次の敵拠点に侵入したとき、なんと太史慈が戦線復帰との報が……。あわてて拠点の制圧を急ぐことにする。
太史慈が本陣あたりでウロウロしている間、韓当のアシストも受けて、南に位置する敵の防衛拠点を落とす。続いて敵本陣の後ろにある拠点も落とそうと、馬を走らせた。しかし、そんな孫策の行動を予期したかのように、太史慈がこちらに向かってくる。「拠点の兵と太史慈……。両方の相手はめんどうだな」と舌打ちしたところに、なんと復活した周瑜が敵本陣に突入し、太史慈を足止めしてくれたのだ。「殿、ここはおまかせを」、「おう、頼んだぞ、周瑜!」と暗黙の会話が交わされたのを脳内で感じつつ、もう1つの防衛拠点も落とすことに成功。最後に「劉繇軍のトドメを刺してやれ!」と敵の兵糧庫陥落に向かう孫策だった。しかし、この選択が戦況を厳しいものに変えるとは、このとき夢にも思わなかった。
