旗揚げ戦に勝利し、ようやく一国を手に入れ、配下を持てるようになった翁。まさに、野望の第一歩を踏み出した瞬間といえよう。「おい、動きすぎて身体が痛いぞ。しばらく休みたいんじゃがのぉ」という翁の声が聞こえてきそうだが無視、無視！　さっそく隣の許昌にいる孫尚香を配下にしようと戦をしかける。

孤独な君主・翁は今日もひとりで戦う。孫尚香に手を出すものの、しっぺ返しをくらってしまう。野望への道のりは遠い。

よし、まずは元気娘の孫尚香からか。どれどれ、美味しくいただ……いや、配下に加えるとしようか！　下心とやる気たっぷりで攻め込んだまではよかったが、あっけないほど成す術もなく敗退。さすがの翁も、一騎当千状態になった袁紹の猛攻と、弓で遠方から攻撃してくる孫尚香に挟まれては、手も足も出ない。「まったく、年寄り相手に手加減というものを知らん」とぼやきながらひとりさみしく洛陽に引き上げることに。ああ、かわいそうな翁……。

翁の内に秘めた野望を知ってか知らずか、仕官してくる武将が出現。まさか最後に解雇されるとは思ってもいるまい……。

「やはりひとりでの侵攻戦はきびしいか……」とため息をつく翁の前に、ひとりの頼もしい同士が現れた。「殿、ズルイですぞ。わたくしもハーレムの野望に加えてくだされ」と（言ったかどうかは定かではないが）趙弘が仕官してきた。「おお、趙弘。おまえもか！」と肩を叩き合い、一緒に野望達成を目指すことにする。しかし、内心では「おまえなんかに、かわいい姫をやるもんか！」と決意を固くしている翁であった。「よし、天下統一目前になったら、男性武将は全員解雇じゃ！」と、このとき密かに思ったのは部下には黙っておくことにしよう。ともかく配下を得て、戦力がアップした翁は、再び孫尚香のいる許昌へと攻め込んだのだった。

翁の苦労が報われ、孫尚香を捕縛できたシーン。実はこの表示が出るまで、これでもかというくらい孫尚香を追いかけた。

「初戦では敗れたが、今度はそうはいかんわい！」と気持ちを新たに、翁は配下の趙弘と戦場を駆け回る。趙弘が加わったことにより、戦況は五分の状態でスタート。まるで歯が立たないという失態は回避でき、一進一退の攻防が繰り広げられた。こちらが拠点を制圧すると、敵も他の拠点を奪ってくるといった具合だ。しかし、そんな拠点の取り合いも、ついに孫尚香の捕縛が引き金となって終止符が打たれた。翁がストーカーの如く孫尚香を追いかけ、何度も撤退させて捕縛にこぎつけたのは、執念の成せる業といったところか。老人という設定を忘れ、武器の杖を振りまわした甲斐があったというものだ。このあと、見事許昌を制圧し、孫尚香を手中に収めてご満悦の翁だった。残す美女はあと４人！