緒戦の勝利に喜んだのも束の間、強力な武将を配下に持つ両国に挟まれた趙雲の軍に暗雲が立ち込める(うま……くはない)。ここは一旦野に下って、再起を図るのが得策だろうか。期待してくれた民には悪いけど、君主になるにはちょっと力が足りませんでした。

野に下った君主についてくる武将は皆無。それはそうだ。敗者に与えられるものなど何もないのだ。ここからがスタートと思って頑張るしかない。在野になると支配地域に関係なく、自由に動けるようになる。これはありがたい。これまではご縁が無かった武器工廠、スキル工廠の利用も可能になったので、効率よく武将のパワーアップができる。今度はイベントで配下武将として働くことを選択。君主の命に従って、任務戦闘と討伐戦闘をこなして、いつかは君主に返り咲くのだ! そう、趙雲の成り上がり伝説は、まだ始まったばかり……。

思わず連載打ち切りになりそうな常套句を使ってしまいましたが、任務に成功すると武将の位が上がり、より難易度の高い任務、討伐戦が選べるようになるとか。しかも、君主の信頼を勝ち取れば、軍議で進言も可能になるっていうじゃありませんか。うほっ、これで宴会三昧も夢じゃない! そうと分かれば勇気百倍、戦闘で活躍して宴会……じゃなかった武勲を稼ぐぞ。
「武勲を稼いで大宴会♪」と鼻歌まじりに戦場に出てみると、突然奇妙なメッセージが表示された。なんでも、敵武将が奇襲準備のため潜伏しているそうな……。とはいえ正面の敵を倒すのに精一杯な状態で、今は手が放せません。

── 数分経過 ──
あれ、我が軍の兵糧庫が敵に奪われてるんですけど……。不穏な動きってこのことだったのね。敵はこれ以外にも火計や一騎当千などを使って攻めてくるので、表示されたメッセージには気をつけましょう。身を持って体験したプレイヤーからのアドバイスです。さて、君主様にこの失態の言い訳をしなければ。
