日野聡さん
1:アフレコを終えてのご感想をお願いします。

 今回は天音にかなでちゃんがやってくるということで、今まで描かれてこなかった天音学園の 生徒たちの姿などが今回のシリーズで見えてきた部分もあり、とても楽しい収録でした。

2:ご自身の演じられた「冥加玲士」の魅力を教えてください。共通点はありますか?

 よく噛んで味わっていくと彼の旨味が分かってくる感じですかね。すぐには彼の魅力は伝わりづらいと思うのですが、じっくり付き合っていくと、ただ不器用なだけの男だなというのがお分かりいただけると思います(笑)。なかなか自分の本心を吐露できない部分があるので、一見すごく怖いイメージが強いですが、かなでちゃんのようにぐいぐい接していくと、「やかましい」などと言いつつも意外と応える人なんだなと思いました。あの威圧的なオーラをかいくぐって中に突撃していくと、彼の良さが分かるのではないかと思います。スルメのような感じですね。噛めば噛むほどみたいな。(笑) 結構可愛気があるんですよね。意外と天然な部分もあったり。かなでちゃんや天宮のようにマイペースでくるタイプなどは知らず知らずに受け入れてしまってるところがあるかもしれないですね。
 共通点はゼロだと思います。似ていると言われたことはないですね(笑)。

3:『金色のコルダ3』で冥加を演じた時と、今回演じた時で、キャラクターに新たな発見などはみられましたか?

 音楽だけではなく、意外とコーヒーの好みや食など生活面でもこだわりが強いなと思いました。 あと、前作以上に冥加のチョイスする言葉が武士になってましたね(笑)。なかなか「さもしい」とか「そも」とか言わないですよね。ただ、怖い部分だけじゃないところが今回は見える気がします。シナリオを進めていただけると分かると思いますが、厳しいことを言っていても意外と仲間思いのところもありますね。

4:今回の『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』では、主人公が「もし別の学校に転入していたら」というifストーリーになっていますが、もし日野さんが引っ越せるとしたら、どこに行ってみたいですか?そして、そこで何をしていると思いますか?

 至誠館おもしろそうです。天音はキツそうですね(笑)。部活のノリが楽しそうです。至誠館は縦よりも横で絆が強い気がするので。 僕はずっと道場で剣道をやっていたので、剣道部に入っているかもしれません。それか、火積に会いたくて吹奏楽部に入るかもしれませんね。

5:最後に、読者・ファンの方々へ一言メッセージをお願い致します。

 今回は天音学園編ということで、かなでちゃんが天音に転入してきたことにより、今まで皆さんの中でなかなか見えてこなかったであろう天音学園のメンバーの普段の私生活が垣間見えてきて、かつ冥加部長に関しては彼の可愛らしい部分もかなり見られますよ。なかなか濃いメンバーが揃っている学校ですが、ゲームをプレイしていただけると、天音の良さを深くじっくりと堪能していただけるのではないかと思います。