福山潤さん
1:アフレコを終えてのご感想をお願いします。

 とてもいいテンポで収録をさせていただきました。最初の『金色のコルダ3』が出てからかなり時間が経ったあとで本作の収録をやらせていただいたのですが、響也というキャラクターの新しい面も見えて、バラエティに富んだ面白い収録でした。

2:ご自身の演じられた「如月響也」の魅力を教えてください。共通点はありますか?

 よくも悪くも『コルダ3』のなかで一番「普通」というところですね。まともです(笑)。 本人は悪ぶったり、律や冥加、氷渡たちにもすごく反発しますが、彼らに比べたらすごくまともです。豚骨ラーメンばかり食べていると塩ラーメンが大変おいしく感じるような感じですね(笑)。
 響也との共通項としては、恋愛面で「仲良くなって友達関係を築いてしまうと、その関係が居心地よくなってしまって先に進めない。先に進んだら終わる」というところですかね。学生時代はそうでした。だからぼくは友達からの恋愛というのはあり得ないと思っています(笑)。

3:『金色のコルダ3』で響也を演じた時と、今回演じた時で、キャラクターに新たな発見などはみられましたか?

 『コルダ3』だと、響也自身が星奏学院に嫌々入って、音楽や律など自分が見たくないものと向き合うというシーンが多かったのですが、今回の『天音学園』では、それよりもかなでを支える立場になっています。それと同時に自分のマイナス部分や弱い部分との向き合い方も変わってきていて、本来持っている響也の立ち位置をまた違った角度で見られたのが、今までと大きく違う部分でしたね。 かなり男らしい部分や、今までの響也のなかでは一番地に足が着いているところが見られると思います(笑)。

4:今回の『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』では、主人公が「もし別の学校に転入していたら」というifストーリーになっていますが、もし福山さんが引っ越せるとしたら、どこに行ってみたいですか?そして、そこで何をしていると思いますか?

 ドバイですね。いや~、ドバイいいですね。ぼくはロストジェネレーションなので、バブルを経験してみたいです(笑)。 豪遊したいとかではなく、ドバイの表や裏が見てみたいんです!

5:最後に、読者・ファンの方々へ一言メッセージをお願い致します。

 『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』を、とうとうプレイしていただく日が近くなってまいりました!今までの「コルダ」シリーズの中でも、かなりエンターテインメントに富んだ作品になっていると思います。「まさか彼らにこんな一面が!」とか、「神秘のベールに包まれた修羅の国がまさかこんな国だったとは!」というような天音学園の内部が見られます(笑)。
 あと、やっぱり冥加の味が濃くて……。それらを堪能していただきつつ、胃にもたれ始めたら響也に戻っていただければと!「やっぱりラーメンは塩だね」と実感していただけると思います(笑)。
 ぜひ余すところなくプレイしていただいて、『コルダ3』の世界の広がりを感じてください!