2013年4月アーカイブ

こんにちは。 シブサワ・コウです。 当社 ω-force が開発を担当している 「無双」 シリーズにも、この春、新たに2つの大型商品が加わりました。 2月28日に当社が発売した 『真・三國無双7』、そして3月20日にバンダイナムコゲームス様から発売された 『ワンピース 海賊無双2』 です。 相次いで発売された両タイトルですが、異なる状況下、それぞれの形で互いにベストを目指した2作品となりました。 今日は、この2タイトルについてお話していきたいと思います。

PlayStation®3 『真・三國無双7』
2013年2月28日発売
『真・三國無双7』 は、『真・三國無双』 シリーズの7作目として発売されました。 シリーズの初代作品である 『真・三國無双』 は、「無双」 シリーズとしては初めての作品であり、「一騎当千の爽快感」 の原点となった作品です。
「三国志」 に登場する武将が、物語そのままに一騎当千の活躍をするというゲーム性がお客様に広く受け入れられ、長きに渡ってシリーズ作品が生み出されてきましたが、今回 『7』 は円熟期を迎えた PlayStation®3 プラットフォームにおける3作目ということもあり、開発陣の中では 「究極の無双」 を世に送り出したいという強い気持ちがありました。 そうして生まれたのが 『アルティメット一騎当千』 という本作のコンセプトです。

まず、アクション面では、“畳みかける爽快感” を実現する 「ストームラッシュ」 や守勢を跳ね返す「ヴァリアブルカウンター」 といった新要素に加え、華となる無双乱舞においても 全武将が3種類ずつ使えるほか、「覚醒乱舞」 や さらに強力な 「真・覚醒乱舞」 など、誰にでも簡単に、かつド派手に繰り出せるようになりました。
ストーリー面では、シリーズ最多の70名以上の武将を体験できるのが最大のポイントですが、私としてはやはり 「三国志」 の IF の物語が強化されたのが最もお気に入りです。 魏の郭嘉や呉の周瑜がもし長く生きていたら、そして劉備のファンなら 徐庶が再び戻ってきたら 等、三国志ファンなら誰もが思い描くストーリーをお楽しみいただけます。
このように、アクション、ストーリーの両面で 『真・三國無双7』 は 「究極」 にふさわしい内容に仕上がっています。



PlayStation®3 『ワンピース 海賊無双2』
2013年3月20日発売
く 『ワンピース 海賊無双2』 ですが、世界累計出荷120万本を突破した 『ワンピース 海賊無双』 の続編にあたるタイトルです。 前作が大きな成功を収める中、さらに満足いただける商品を目指すため、お客様の声を徹底的に取り入れること、そして、新たなチャレンジを行うことがプロジェクトの目標となりました。

まず、アクション面では、ルフィの “覇気” 技や、ゾロ・サンジといったおなじみのキャラクターたちの新世界編でパワーアップした攻撃も、 “スタイルアクション” として新たに表現しました。 ゲームエンジンにも磨きをかけており、「麦わらの一味 vs 10万人」 のコンセプトに沿った、前作以上のワラワラ感を再現できるようになりました。 また、お客様の声にお応えする意味では、プレイアブルキャラクターの大幅な増加が挙げられます。
戦略面で、無双らしいタクティカルな戦闘を楽しんでいただく工夫をしたこと、また、ストーリー面では、本作オリジナルの物語が展開することとも相まって、「ONE PIECE」 ファンなら誰もが思い描くキャラクターたちの夢のような対決や共闘などを、自分の操作で繰り広げることができるようになりました。
PlayStation®3 だけでなく、PS Vitaへの対応といった新たなチャレンジを加え、まさに 『ワンピース 海賊無双2』 は 「飛躍」 と呼ぶにふさわしい内容に仕上がっています。


後に、両作に共通したセールスポイントのお話で、今回のブログを締めくくりましょう。
『真・三國無双7』 における 「三国志」 の IF の物語の強化、そして 『ワンピース 海賊無双2』 における本作オリジナルの物語の展開と、両作品とも 「IFの展開」 が大幅に強化されることとなりました。

折りしも、このブログを書いている最中、3月30日が 「信長の野望の日」 となり、また歩調を合わせる形で、「信長の野望」 の30周年記念サイト がオープンしました。

「信長の野望」 ゲームパッケージ

「信長の野望」 といえば 「歴史 IF」 を楽しむ商品ですが、私が大切にしてきた 「IF」 というキーワードが両タイトルに受け継がれていることを大変うれしく思います。 両作品をまだ未体験の方は、この機会にぜひプレイしてみてください。

次回もどうぞ、お付き合いよろしくお願いします。

©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
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