2012年5月アーカイブ

みなさん、おひさしぶりです。シブサワ・コウです。 桜は散ってしまいましたが、
葉が青々と茂っているのを見ると、爽やかな気分になりますね。


ニンテンドーDS
『ポケモン+ノブナガの野望』
好評発売中
さて、今回はあらためて 『ポケモン+(プラス)ノブナガの野望』 についてお話します。

ず、このタイトルが生まれた背景です。

実は、私は 『ポケットモンスター』 シリーズが大好きです。 石原さん(株式会社ポケモン代表取締役社長・石原恒和氏) と私は昔からゲーム業界の会合などで何度かお会いすることがありました。 私が 『ポケットモンスター』 シリーズを大好きなのと 同じく、石原さんも 『信長の野望』 が好きだと伺ってから、お会いするたびに 「いつか一緒にゲームを作りましょう」 と話していました。
このタイトルの開発には実際に約3年の月日がかかっていますが、それよりもずっと前から、ポケモンさんと何かしたいと考えていたわけです。

きだしてから最初に検討したのは 「アクション」 と 「シミュレーション」 のどちらにするかでした。
皆さんご存知の 『無双シリーズ』 とコラボレーションする可能性もありましたが、石原さんから
「シブサワ・コウと仕事をするなら、ぜひ 『信長の野望』 で!」
という、熱いリクエストをいただきました。
この瞬間、大好きな 『ポケモン』 と 『信長の野望』 の奇跡のコラボが誕生したのです。

また、初代 『信長の野望』 は統一目標が 『17』 の国、 ポケモンのタイプは 『17』 種類ということもあり、運命的なものを感じました。 17の国1つひとつにタイプをつけたのはここからきています。

みずタイプの城 「イズミ」 くさタイプの城 「アオバ」

ケモンとコラボするなら、 と考えていたゲーム要素に “収集要素” があります。
 ポケモンといえば、ゲームの醍醐味の一つに 『ずかん』 を完成させること があります。
今作ではせっかくのコラボなのだから、 ポケモンだけではなく、ブショーも 図鑑 にしてみました。
それがタイトルメニューにある 『コレクション』 です。

また、ブショーたちの個性や魅力を楽しんでいただきたいと思い、 「ランセの伝説」 クリア後に、有名ブショーたちそれぞれのエピソードをご用意しました。 実際、ゲーム発売からまもなく、最初のクリアを迎えたお客様から 「まだこんなにあるのか!」 という声があがり、開発者としては 「してやったり!」 と思いました。

これらのエピソードでは、他のブショーたちも AI でポケモンとリンクしたり、 イクサを挑んできたりするので、かなり歯ごたえがあると思います。 ゲームクリアをした後も、コレクションコンプリートをめざしつつ、 何度でも、何時間でも遊んでいただけると嬉しいです。

ポケモンコレクション画面 エピソードの選択画面

タイプ相性を活用せよ!
て、最後に私から、このゲームでのイクサを有利に進めるコツをお伝えしたいと思います。

ズバリ、それは 出陣するポケモン同士のタイプ相性を考え、 「こうかばつぐん !!」 を狙うこと です。 出陣する前にはかならず相手のポケモンを調べ、 タイプ相性を攻略できるようになれば、多少の強さの差はカバーできます。

ほかにも、イクサ中にタイミングよく、ブショーが持つ特殊な力 「ブショーパワー」 を使用したり、それぞれのステージにあるギミックを有効活用するなど、さまざまな方法でイクサに勝利することもできます。

私は、自分なりの勝ち方を見つけるのがシミュレーションゲームの面白さの1つだと思います。
みなさんも、本作 『ポケモン+(プラス)ノブナガの野望』 で、いろいろな攻略法を試してみてください。

では、また次回の更新でお会いしましょう。

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