◆風のジェム 〜Gemme ’Air’(ジェム・エール)〜

聖地で第6番目に存在の確認されたジェム。
同種のサクリアを持つ守護聖が触れると、反応して空色に輝く。
また、人間の強い感情や欲望に触れたとき、発動して超常現象を引き起こす。
OVA2の上巻に登場。
『闇』のジェム、そしてアルカディアでの『光』のジェム、
『緑』のジェムの事件によって、
ジェムの危険性が発覚したため、聖地は本格的に回収に乗り出した。
そのとき女王のとった手段のひとつが、
協力者のひとり・商人チャーリーに依頼して、
一般社会に出回っているジェムを発見、買い取ってもらうことだった。
チャーリーは彼の持つウォン財閥の情報網を駆使し、
『炎』のジェムを手に入れる一方で、
別のジェムがセティンバー社のオークションに出品されることを知り、
女王に伝える。
オリヴィエはチャーリーをお供に、
オークションでジェムをゲットしてみせると宣言して 惑星ティラントに赴く。
一方、『闇』のジェムを紛失してしまったゼフェルとランディも、
オークションのジェムにすりかえてゴマかそうと考え、こっそりティラントに向かう。
オークションに先立って、セティンバー・ホールで行われる出品物のお披露目会。
そこでランディがジェムに触れると光を発し、
オークションにかけられるのは『風』のジェムであることが偶然にも発覚。
オークションの本番は下巻にて開催される。
オリヴィエたちはマントの怪人とジェム落札を争い、競り勝つかと思われた。
が、怪人の卑怯な手で落札を逃してしまう。
怪人を追っていった彼らは、黒幕のマックニコル・セティンバーから
条件つきでジェム落札の依頼主に紹介すると言われる。
その依頼主……ホテル・ティランティランの最上階に滞在中の客とは、
教官のひとりセイランだった。
ランディの掌で輝くジェムに感銘をうけたセイランは、
『風』のジェムを譲ることに同意し、みずから聖地に出向いて女王に献呈する。
ちなみにセイランがジェムを落札した理由は、
ファルゥの誕生祝いにプレゼントするためだった。
そのファルゥの予言により、『緑』のジェム・『地』のジェム、『水』のジェム、
そして『風』のジェムの4つを新宇宙のどこかに埋めることが課題とされていた。
女王に依頼されたアンジェリークと補佐官レイチェルは、
その場所が『銀水嶺の惑星』であることを突き止める。
4つのジェムをたずさえた守護聖たちはこの惑星を訪れ、
将来銀の大樹が立つべき大地にジェムを埋め、運命を未来に託す。
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