◆緑のジェム 〜Gemme ’Vert’(ジェム・ヴェール)〜

聖地で第3番目に存在の確認されたジェム

同種のサクリアを持つ守護聖が触れると、反応して緑色に輝く。

また、人間の強い感情や欲望に触れたとき、発動して超常現象を引き起こす。


コミック『青空の軌跡』に登場。

ジェムの産地である大陸アルカディアで、

雨の夜に疾走する馬車からこぼれ落ちた数個のジェムを、

偶然に4人の少年たちが手にするところから物語がはじまる。


少年イオニは冷えきった家庭環境に疲れ、緑のジェムの力を引き出しかけていた。

ジェムを手放すよう説得に訪れたアンジェリークたちの神秘的な姿が逆に少年を畏れさせ、

ジェムの力は一気に爆発してしまう。

緑の力に包まれて、幸福な世界を共有しながら眠りつづけるイオニと家族たち。

アンジェリーク、ジュリアス、クラヴィスが事態を知って駆けつける。

光のジェムを持つ友人アストルはイオニの家に果敢に踏み入り、

その眠りを覚ますことに成功する。

緑のジェムは少年の手を離れ、ジュリアスたちによって聖地に持ち帰られる。

女王は一目見て直感的に何かを感じ、エルンストに調査を依頼する。


その後、OVA2の上巻で、王立芸術院の宝物庫に

闇のジェムと並んで収められている様子が描かれる。


同じくOVA2の中巻では、緑のジェムの特異性が明らかにされる。

他のジェムと違い、中心の不透明な部分が不可視になっていると、

分析したエルンストが報告。

龍の惑星
から聖地を訪れていた小さな予言者ファルゥが、

その中心 には銀の大樹となる生命の種が入っていることを告げる。

これにより、ジェムを巡る物語がまたひとつ大きく動き出した。


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