サンプルイベント解説

サンプルイベントを使って、 スクリプトがどのように機能しているかを見てみましょう。

■サンプル1 寝返りの誘惑 …まずはスクリプトに慣れよう!
■サンプル2 珍事勃発 …BGMやCGで演出する!
■サンプル3 謎のドリームマッチ …個人戦を起こす!
■サンプル4 激突!徳川対織田(野戦編) …野戦を起こす!
■サンプル5 激突!徳川対織田(攻城戦編) …攻城戦を起こす!
■サンプル6 風魔衆、小田原襲撃 …忍者衆が攻城戦を起こす!
■サンプル7 新武将、風魔乗っ取り …頭を暗殺、ついでに改名!
■サンプル8 城内に疫病発生! …コンテナ機能を使ってみる!
■サンプル9 果心居士、独眼龍を惑わす …遠地にワープして海戦を起こす!
■サンプル10 目指せ百勝! …イベントに計算式を使ってみる!
■サンプル11 織田徳川同盟、破棄!? …主人公に合わせてイベントを変える!

◆ サンプル1・「寝返りの誘惑」

仕官を誘われるイベントです。

織田家に仕える主人公が岡崎の町を訪れると、偶然今川氏真に遭遇します。
今川氏真は主人公の蹴鞠の才能を見抜き、仕官を誘ってきます…。

イベントを自然に発生させるには、発生条件を設定する必要があります。
このイベントでも発生条件がたくさん設定されていますので、1つ1つ解読してみましょう。

>> 発生契機や発生条件については「属性・発生契機・発生条件」をご覧ください。

例:サンプル1「寝返りの誘惑」

太閤立志伝5イベントソース

チャプター:{
	イベント:サンプル1{
		属性:一度だけ
		発生契機:拠点内画面表示後(岡崎の町)//発生契機は、イベントを起こすタイミング。
		発生条件:{//ここから発生条件
			調査:(大名家::織田信長.存在)==(真)	//大名・織田信長が存在する。
			調査:(大名家::今川氏真.存在)==(真)	//大名・今川氏真が存在する。
			代入大名家A:(大名家::織田信長)		//(「大名家A」を「織田信長」とする)
			代入大名家B:(大名家::今川氏真)		//(「大名家B」を「今川氏真」とする)
			調査:(人物::主人公.所属大名家)==(大名家A)	//主人公の所属大名家が織田信長である。
			調査:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))==(同盟なし)//織田信長と今川氏真が同盟していない。
			調査:(人物::今川氏真.面識フラグ)==(面識あり)//主人公が今川氏真と面識がある。
			調査:(人物::今川氏真.親密度)>=(40)	//主人公と今川氏真の親密度が40以上である。
			調査:(人物::今川氏真.イベント参加可能)	//今川氏真がイベントに参加できる状態である。
			調査:(人物::主人公.主命状態)==(主命なし)	//主人公が主命を持っていない。
		}//発生条件ここまで
		スクリプト:{//ここからがスクリプト本体(イベントの内容)。
			会話:(今川氏真,主人公)[[おお、{二人称名前}ではないか]]
			会話:(主人公,今川氏真)[[{二人称名前}…]]
			会話:(今川氏真,主人公)[[ところで、{二人称}は\n蹴鞠には興味は無いのか?]]
			会話:(主人公,今川氏真)[[は…? けまり…?]]
			会話:(今川氏真,主人公)[[見たところ、{二人称}は\n蹴鞠の才能があるようじゃ\nわしの指導を受けてみぬか?]]
			BGM変更:(イベント危機)
			会話:(主人公,今川氏真)[[え…そ、それは]]
			会話:(今川氏真,主人公)[[当家へ来て、わしの指導を受ければ\n蹴鞠の達人になれるぞ?]]
			会話:(主人公,今川氏真)[[うう……]]
			会話:(今川氏真,主人公)[[ほれほれ、どうするのじゃ?]]
			選択:([[このまま(織田信長.姓)家に仕える]][[(今川氏真.姓)家に仕えて蹴鞠を習う]])
			分岐:([[このまま(織田信長.姓)家に仕える]]){
				BGM変更:(イベントほんのり)
				会話:(主人公,今川氏真)[[いや、{一人称}は\n{織田信長.名前}を裏切ることはできぬ\n謹んでお断りいたします]]
				会話:(今川氏真,主人公)[[そうか…残念じゃのう\nまた、気が向いたら相談してくれ]]
				会話:(今川氏真,主人公)[[さらばじゃ]]
			}
			分岐:([[(今川氏真.姓)家に仕えて蹴鞠を習う]]){
				BGM変更:(イベント決意)
				会話:(主人公,今川氏真)[[はっ!\nならば、思う存分\n鞠を蹴らせていただきまする]]
				会話:(今川氏真,主人公)[[おお、そうか]]
				ナレーション:[[こうして、(主人公)は\n蹴鞠の道で(今川氏真)に弟子入りし\nそのまま家臣となった…]]
				人物登用:(主人公,直臣,今川氏真)//主人公を今川氏真の直臣として登用=これで主人公の所属が変わる。
			}
		}//スクリプトここまで
	}//イベントおしまい
}

◆ サンプル2・「珍事勃発」

会話イベントです。

勅使を迎え緊張する城内に、のん気な子供が現れます。
BGMを変えたり、イベントCGを表示して、イベントを盛り上げています。

>> セリフの表示については「セリフやナレーションを表示する」をご覧ください。
>> BGMやCGについては「イベントCG・効果音・BGMを盛り込む」をご覧ください。

例:サンプル2「珍事勃発」

太閤立志伝5イベントソース

チャプター:{
	イベント:サンプル2{
		属性:一度だけ
		発生契機:評定開始時(無効)
		発生条件:{
			調査:(人物::主人公.所属勢力タイプ)==(大名家)//主人公は大名家に仕えている。
			調査:(主人公拠点)==(主人公当主拠点)	//大名の居城でのみ発生する。
			代入人物A:(発生人物)			//発生契機が「評定開始時」の場合、発生人物は評定主催者(主人公が仕える大名)になる。
			代入大名家A:(人物::人物A.所属大名家)
			調査:(人物::人物A.官位)>=(正四位下)	//大名の官位が正四位以上。
			調査:(大名家::大名家A.朝廷貢献度)>=(100)	//大名家の朝廷貢献度が100以上。
		}
		スクリプト:{
			BGM変更:(イベント嬉しい)//BGMを変える。
			会話:(人物A,公家)[[本日は、朝廷より\nご勅使がいらしておる]]
			会話:(公家,人物A)[[(人物A.姓)殿の忠勤\n帝にもたいそうお喜びになり\nご褒美を賜るとの仰せでおじゃる]]
			会話:(人物A,勲功家臣)[[おおっ!]]
			スチル表示:(イベントスチル,正一位拝命,無効,無効,フェード)//イベントCGを表示する。
			会話:(公家,人物A)[[謹んで受けられよ…]]
			会話:(人物A,公家)[[ははっ…!]]
			BGM変更:(ミニゲーム)//BGMを変える。
			変名会話:(子供,勲功家臣,[[通りすが]],[[りの子供]])[[おじさんたち\n何してんの?]]
			//変名会話で、子供の名前が「通りすがりの子供」になる。
			会話:(勲功家臣,子供)[[こ、これっ!\n何故、このようなところに!?]]
			会話:(子供,勲功家臣)[[ねぇー、何してんの]]
			会話:(人物A,子供)[[だっ、誰か!\nこの子をつまみ出せ!]]
			会話:(公家,勲功家臣)[[……………]]
			会話:(人物A,公家)[[しっ失礼いたした\n平にご容赦を…]]
			会話:(公家,人物A)[[い、いや…なかなかの座興でおじゃった\nでは、麿はこれにて失礼たしまする]]
			会話:(人物A,勲功家臣)[[ふぅ……\nなんだったのじゃ、あの子は]]
		}
	}
}

◆ サンプル3・「謎のドリームマッチ」

個人戦が起こるイベントです。

主人公・姉小路頼綱が、丹波国内の拠点に入ると、
丹波の青鬼・籾井教業に理不尽に勝負を挑まれます。

>> 個人戦の起こし方については「個人戦を起こす」をご覧ください。

例:サンプル3「謎のドリームマッチ」

太閤立志伝5イベントソース

チャプター:{
	イベント:サンプル3{
		属性:一度だけ
		発生契機:拠点内画面表示後(無効)
		発生条件:{
			調査:(主人公)==(姉小路頼綱)
			調査:(人物::籾井教業.イベント参加可能)
			調査:(人物::籾井教業.面識フラグ)==(面識なし)
			代入拠点A:(人物::籾井教業.所属拠点)
			調査:(拠点::拠点A.所属国)==(丹波)
			代入拠点B:(発生拠点)//「発生拠点」は、イベントが発生した拠点。
			調査:(拠点::拠点B.所属国)==(丹波)
		}
		スクリプト:{
			BGM変更:(イベント危機)
			会話:(籾井教業,主人公)[[(主人公)だな!\nここであったが百年目\n覚悟っ!]]
			//セリフに(主人公)を入れると、主人公の姓名が自動的に表示される。
			会話:(主人公,籾井教業)[[な、なんじゃ!\nわしは、そなたなぞ知らんぞ!]]
			会話:(籾井教業,主人公)[[我こそは丹波の青鬼…\n(籾井教業)なり!\nいざ、尋常に勝負!]]
			会話:(主人公,籾井教業)[[ひぃっっ!]]
			更新:(人物::主人公.体力)(100)//主人公の体力を満タンにしておく。

			//ここから個人戦に入る。
			個人戦闘:(逃げられない,護衛なし,無効,籾井教業,用心棒,用心棒,無効,無効,野原,偽,偽)
			//舞台は野原、相手は籾井教業と用心棒2人、
			//逃げられず護衛もいない…、という個人戦闘を起こす。
			分岐:([[勝利]]){
				//個人戦に勝利!
				BGM変更:(イベント決意)
				会話:(籾井教業,主人公)[[くっ…さすがは飛騨の鬼神\nやりますな]]
				会話:(主人公,籾井教業)[[はぁはぁ…何のつもりじゃ!]]
				会話:(籾井教業,主人公)[[貴殿の腕を試したまででござる!\nんじゃ!]]
				会話:(主人公,籾井教業)[[あっ!!\n……まったく、いったい何だったのじゃ]]
			}
			分岐:([[敗北]]){
				//個人戦に敗北…。
				BGM変更:(イベント悲しい)
				会話:(籾井教業,主人公)[[思い知ったか!]]
				会話:(主人公,籾井教業)[[げふっ…\nいきなり、何をするのじゃ]]
				会話:(籾井教業,主人公)[[貴殿の腕を試したまででござる!\nんじゃ!]]
				会話:(主人公,籾井教業)[[あっ!!\n……まったく、いったい何だったのじゃ\nいたたた…]]
			}
		}
	}
}

◆ サンプル4・「激突!徳川対織田(野戦編)」

野戦が発生するイベントです。

主人公・徳川家康が、評定の間において唐突に織田攻めを宣言。
徳川家の本拠から軍勢を発し、織田家の軍勢と激突します。

>> 合戦の起こし方については「合戦を起こす」をご覧ください。

例:サンプル4「激突!徳川対織田(野戦編)」

太閤立志伝5イベントソース

チャプター:{
	イベント:サンプル4-1{//まずは出陣!
		属性:一度だけ
		発生契機:評定開始時(徳川家康)
		発生条件:{
			調査:(状況::シナリオ)==(2)//1568年昇龍の章で限定してみよう。
			調査:(主人公)==(徳川家康)//主人公が徳川家康のときに発生。
			調査:(大名家::織田信長.存在)==(真)
			調査:(大名家::徳川家康.存在)==(真)//戦う大名家が存在していることをあらかじめチェック!
			調査:(軍団::イベント用1軍団.使用状況)==(未使用)
			//イベントで使う軍団が現在空いているかどうか。他のイベントで使われていると困るので入れておく。
		}
		スクリプト:{//激突.徳川対織田!の巻
			//前準備…ここでは大名家Aを織田家、大名家Bを徳川家とする。
			代入大名家A:(大名家::織田信長)
			代入大名家B:(大名家::徳川家康)
			代入城A:(大名家::織田信長.本城)
			代入城B:(大名家::徳川家康.本城)
			//原則として、イベント合戦では好きな相手を戦わせることができるが
			//同盟している場合などには解除しなければならない。
			調査:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))!=(同盟なし)
			分岐:(真){
				更新:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))(同盟なし)
			}
			//ここでちょっと解説。同盟状態は「同盟」「支配」「従属」「同盟なし」の4種類。
			//支配や従属は同盟関係にほぼ準ずるものなので、「同盟している」というチェックは
			//「==(同盟)」ではなく「!=(同盟なし)」とした方が良い。
			//なお、外交関係は双方向のものであり、片方(A→B)を更新すれば、もう片方(B→A)も更新される。
			会話:(徳川家康,勲功家臣)[[(織田信長)を攻める!\n行くぞ!]]
			会話:(武力家臣,徳川家康)[[おおーっ!]]

			//勲功家臣…主人公大名居城にいる武将の中で勲功が一番高い直臣
			//武力家臣…主人公大名居城にいる武将の中で武力が一番高い直臣
			//外交家臣…主人公大名居城にいる武将の中で知謀が一番高い直臣
			//ただし、どれか1つを利用した時点で、すべてダブりの無いように設定される。
			//該当者がいない場合は、備大将になるので注意。

			//主人公軍団の作成

			軍団編成最強:(主人公軍団,城B,拠点移動,岡崎の町,無効,吉田城,徳川家康,無効,無効,無効,無効,1000,5000,1200,1500,0,6000,0)
			//「軍団編成」「軍団編成最強」コマンドはほとんど同じだが、「最強」の方は
			//"無効"の部分に、統率の高い順に適当な武将を割り当てることができる。
			//「軍団編成」コマンドで"無効"にした部隊は、備大将が指揮を執る。
			//上記のコマンドの意味は以下の通り
			//主人公軍団として、城Bから出陣武将を選び、岡崎の町に移動する軍団を作成する
			//軍団の出現位置は吉田城(ワープも可能)、徳川家康を軍団長とする
			//軍資金1000、兵糧5000、騎馬1200、鉄砲1500、大筒0、兵士数6000の軍団。
			//注意…主人公が所属する軍団は必ず「主人公軍団」でなければならない。
			//また逆に、「主人公軍団」には必ず主人公が含まれていなければならない。

			//敵軍団の作成

			軍団編成最強:(イベント用1軍団,城A,拠点移動,清洲の町,無効,清洲城,織田信長,無効,無効,無効,無効,1000,5000,1200,1500,0,6000,0)
			//主人公が含まれていない場合には、イベント用1軍団~イベント用5軍団を用いる。
			//上記の主人公軍団と同じ兵力で、清洲城に出現させる
			
			//さて、これでは出現して移動させるだけなので、2つの軍団は接触せず野戦にならない。
			//(軍団移動終了時のイベントを別に作りたい時はこれでOK)
			//2つの軍団を接触させるには、軍団指令を出す必要がある。
			軍団指令:(主人公軍団,軍団攻撃,イベント用1軍団,無効)
			軍団指令:(イベント用1軍団,軍団攻撃,主人公軍団,無効)
			//お互いを攻撃対象とするように指定する。最後の"無効"は援軍が無いことを示す。
			//最初から軍団攻撃にしなかったのは、主人公軍団を作成した時にはまだイベント用1軍団が存在していないため。
			//(この場合、軍団攻撃は無効になる)
		}
	}
	//このままでも野戦は発生するが、戦するだけなので、この後もイベントを作ろう。
	//野戦イベントは軍団を発生させた後、
	//野戦開始時のイベント → 野戦 → 野戦終了時のイベント という流れにする。

	イベント:サンプル4-2{//野戦が始まるときのイベント
		属性:一度だけ
		発生契機:野戦開始時(徳川家康,織田信長)//徳川家と織田家の激突が条件。
		発生条件:{//この時点で軍団1に徳川家の軍団、軍団2に織田家の軍団がセットされる。
			調査:(イベント::サンプル4-1)==(発生済み)
			//これを入れておかないと、イベント以外で徳川・織田軍が遭遇した時にも起きてしまう。
		}
		スクリプト:{
			代入人物A:(軍団::軍団1.軍団長)
			代入人物B:(軍団::軍団1.武将2)
			会話:(人物B,人物A)[[いざ、{二人称名前}!\n出撃の御下知を!]]
			会話:(人物A,人物B)[[うむ!\nかかれっ!]]
		}
	}

	イベント:サンプル4-3{//野戦が終わったときのイベント
		属性:一度だけ
		発生契機:野戦終了時(徳川家康,織田信長,決着)//"決着"は勝負がついたということ。
		発生条件:{
			調査:(イベント::サンプル4-2)==(発生済み)
		}
		スクリプト:{//野戦の終了イベントは、勝利か敗北かで分岐するのが普通。
			//軍団1→野戦終了時(○○,××,決着)の○○の方
			//軍団2→野戦終了時(○○,××,決着)の××の方
			調査:(軍団::軍団1.結果)==(勝利)//軍団1が勝った=徳川方の勝ち
			分岐:(真){
				BGM変更:(イベント嬉しい)
				会話:(主人公,主人公)[[勝ったぞーっ!]]

				//勝った軍団は帰還させないとその場で止まり続けてしまう。
				軍団指令:(主人公軍団,帰還,無効,無効)
				//帰還先を指定したい時には、軍団指令:(主人公軍団,帰還,岡崎城,無効)
				//指定しなければ、出撃した城に戻る。

				//負けた軍団は解散するので指定する必要はない。
			}
			分岐:(偽){
				BGM変更:(イベント悲しい)
				会話:(主人公,主人公)[[くっ!\n負けだ!]]

				//勝った軍団は帰還させないとその場で止まり続けてしまう。
				軍団指令:(イベント用1軍団,帰還,無効,無効)
			}
		}
	}
}

◎ サンプル1では主人公を徳川家康に限っていますが、徳川家汎用イベントを作りたいこともあります。そのときは、「主人公軍団」の編成を以下のようにして主人公を含ませます。


	調査:(主人公)==(徳川家康)
	分岐:(真){
	代入人物A:(勲功家臣)
	}
	分岐:(偽){
	代入人物A:(主人公)
	}
	軍団編成最強:(主人公軍団,城B,拠点移動,岡崎の町,無効,吉田城,徳川家康,人物A,無効,無効,無効,1000,5000,1200,1500,0,6000,0)


◎ 複数の備に同じ人物は入れられないので、主人公によって分岐させます。
◎ 主人公が徳川家康なら、人物Aには勲功家臣が入ります。
◎ 主人公が徳川家康以外なら、人物Aには主人公が入ります。

◆ サンプル5・「激突!徳川対織田(攻城戦編)」

サンプル4の攻城戦バージョンです。

主人公・徳川家康が、評定の間において唐突に織田攻めを宣言。
徳川家の本拠から軍勢を発し、織田家の本拠を目指します。
今回は、武田からの援軍も登場します。

>> 合戦の起こし方については「合戦を起こす」をご覧ください。

例:サンプル5「激突!徳川対織田(攻城戦編)」

太閤立志伝5イベントソース

チャプター:{
	イベント:サンプル5-1{//まずは出陣!
		属性:一度だけ
		発生契機:評定開始時(徳川家康)
		発生条件:{
			調査:(状況::シナリオ)==(2)
			調査:(主人公)==(徳川家康)
			調査:(大名家::織田信長.存在)==(真)
			調査:(大名家::徳川家康.存在)==(真)
			調査:(軍団::イベント用1軍団.使用状況)==(未使用)
			調査:(人物::武田信玄.イベント参加可能)
		}
		スクリプト:{
			代入大名家A:(大名家::織田信長)
			代入大名家B:(大名家::徳川家康)
			代入城A:(大名家::織田信長.本城)
			代入城B:(大名家::徳川家康.本城)
			調査:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))!=(同盟なし)
			分岐:(真){
				更新:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))(同盟なし)
			}
			会話:(徳川家康,勲功家臣)[[(織田信長)を攻める!\n行くぞ!]]
			会話:(武力家臣,徳川家康)[[おおーっ!]]
			
			
			//ここまでは上記と同じ。

			軍団編成最強:(主人公軍団,城B,拠点攻撃,城A,無効,城B,徳川家康,無効,無効,無効,無効,10000,20000,1200,1500,0,16000,0)
			//違うのは、拠点攻撃になっている点と、相手方の軍団は作る必要がないこと。
			//相手軍団がいないので、軍団指令で命令し直す必要もない。

			//ここで援軍を出してみよう。
			代入城C:(人物::武田信玄.所属拠点)
			軍団編成最強:(イベント用1軍団,城C,拠点攻撃,城A,主人公軍団,城B,武田信玄,無効,無効,無効,無効,10000,20000,1200,1500,0,16000,0)
			//援軍軍団の場合、本軍と同じ攻撃目標にすること。
			//また、第5引数に援軍対象軍団(この場合は主人公軍団)を入れる。

		}
	}
	//このままでも攻城戦は発生するが、戦するだけなので、この後もイベントを作ろう。
	//「一日開始処理の先頭」という発生契機を使えば、攻城戦の最中にもイベントを起こせる。
	//ここでは、攻城戦イベントは軍団を発生させた後、
	//攻城戦開始時のイベント → 攻城戦 → 攻城戦終了時のイベント という流れにする。

	イベント:サンプル5-2{//攻城戦が始まるときのイベント
		属性:一度だけ
		発生契機:攻城戦開始時(徳川家康,織田信長)
		発生条件:{
			調査:(イベント::サンプル5-1)==(発生済み)
			//これを入れておかないと、イベント以外での普通の合戦でも起きてしまう。
		}
		スクリプト:{
			代入人物A:(軍団::軍団1.軍団長)
			代入人物B:(軍団::軍団1.武将2)
			会話:(人物B,人物A)[[いざ、{二人称名前}!\n出撃の御下知を!]]
			会話:(人物A,人物B)[[うむ!\nかかれっ!]]
		}
	}//この辺は、野戦とほぼ同様。

	イベント:サンプル5-3{//攻城戦が終わったときのイベント
		属性:一度だけ
		発生契機:攻城戦終了時(徳川家康,織田信長,決着)
		発生条件:{
			調査:(イベント::サンプル5-2)==(発生済み)
		}
		スクリプト:{//野戦の終了イベントは、勝利か敗北かで分岐するのが普通。
			調査:(軍団::軍団1.結果)==(勝利)//軍団1が勝った=徳川方の勝ち
			分岐:(真){
				BGM変更:(イベント嬉しい)
				会話:(主人公,主人公)[[勝ったぞーっ!]]
				軍団指令:(主人公軍団,帰還,無効,無効)
				//ちなみに勝った場合は、通常の合戦と同様、城が手に入る。
			}
			分岐:(偽){
				BGM変更:(イベント悲しい)
				会話:(主人公,主人公)[[くっ!\n負けだ!]]
			}
		}
	}//この辺は、野戦とほぼ同様。
}


◆ サンプル6・「風魔衆、小田原襲撃」

攻城戦が発生するイベントの応用編です。

主人公・風魔小太郎が北条家に愛想を尽かし、無謀にも
北条家の本城に攻めかかります。

例:サンプル6「風魔衆、小田原襲撃」

太閤立志伝5イベントソース

チャプター:{
	イベント:サンプル6-1{//小太郎、キレるの巻
		属性:一度だけ
		発生契機:室内画面表示後(主人公拠点,自宅)//忍者衆の頭の場合、自宅=忍び屋敷
		発生条件:{
			調査:(主人公)==(風魔小太郎)
			調査:(人物::主人公.身分)==(頭)
			調査:(人物::主人公.所属忍者衆)==(忍者衆::風魔衆)
			代入忍者衆C:(忍者衆::風魔衆)
			//下記の調査は高度なテクニック。北条家が氏康でも氏政でも判断する方法。
			OR調査:{
				調査:(大名家::北条氏康.存在)
				調査:(大名家::北条氏政.存在)
			}
			//イベント上、たとえ跡を継いでも、大名家としての北条氏康家と北条氏政家は別物。
			//イベント内で同一大名のように扱いたければ、OR条件を用いる。
			場合別:(大名家::北条氏康.存在){
				場合分岐:(1){//場合分岐の(1)とは(真)と同じこと。
					代入大名家C:(大名家::北条氏康)
				}
				場合分岐:(0){//場合分岐の(0)とは(偽)と同じこと。
					場合別:(大名家::北条氏政.存在){
						場合分岐:(1){
							代入大名家C:(大名家::北条氏政)
						}
					}
				}
			}
			//これで、当主が氏康であろうと氏政であろうと大名家Cには北条家が入る。

			調査:(忍者衆::忍者衆C.外交同盟(大名家C))==(従属)
			調査:(大名家::織田信長.存在)==(真)
			調査:(大名家::大名家C.本城)==(城::小田原)
		}
		スクリプト:{
			代入大名家B:(大名家::織田信長)
			代入城C:(城::小田原)
			会話:(忍者,主人公)[[お頭!\n<大名家C>から、我が衆へ\n依頼が来ております!]]
			BGM変更:(イベント危機)
			会話:(主人公,主人公)[[ええい、我らは便利屋ではないわ!\nいい加減、<大名家C>にも\n愛想が尽きてきたぞ!]]
			会話:(忍者,主人公)[[お、お頭!?]]
			会話:(主人公,主人公)[[もう、腹が立った!\n我らは、今後(織田信長.姓)家につく\n<城C>を攻めるぞ]]
			会話:(忍者,主人公)[[そ、そんな…!!]]
			会話:(主人公,主人公)[[出撃じゃ!]]
			
			//北条家・織田家との同盟関係と友好関係を変更する。
			//忍者衆から大名家への同盟関係は「従属」か「同盟なし」のみ。他の値を入れると不具合が生じるので注意。
			更新:(忍者衆::忍者衆C.外交同盟(大名家C))(同盟なし)
			更新:(忍者衆::忍者衆C.外交感情(大名家C))(絶交)
			更新:(忍者衆::忍者衆C.外交同盟(大名家B))(従属)
			更新:(忍者衆::忍者衆C.外交感情(大名家B))(友好)

			代入里C:(人物::主人公.所属拠点)
			忍者軍団編成最強:(主人公軍団,里C,拠点攻撃,城C,無効,里C,風魔小太郎,無効,無効,無効,無効,10000,18000,10000,0)
			//忍者軍団編成は、武士のと少しだけ違うので注意。

			//忍者衆が里ではなく、城を攻めると勝った時、その城は支配大名家になる。
			//よって、どこかに従属している状態でなければならない。
		}
	}


	イベント:サンプル6-2{//風魔衆、小田原襲撃の巻
		属性:一度だけ
		発生契機:攻城戦開始時(風魔衆,無効)
		//攻城戦が始まる直前に起こすイベント
		//合戦相手を「北条家」というおおまかなくくりにしたいので、ここでは
		//とりあえず「無効」(誰でもOK)にしてある。詳細は発生条件で設定する。
		発生条件:{
			調査:(主人公)==(風魔小太郎)
			調査:(軍団::軍団1.軍団長)==(主人公)
			調査:(イベント::サンプル6-1)==(発生済み)
			調査:(発生拠点)==(城::小田原)
			OR調査:{
				調査:(大名家::北条氏康.存在)
				調査:(大名家::北条氏政.存在)
			}
			場合別:(大名家::北条氏康.存在){
				場合分岐:(1){
					代入大名家C:(大名家::北条氏康)
				}
				場合分岐:(0){
					場合別:(大名家::北条氏政.存在){
						場合分岐:(1){
							代入大名家C:(大名家::北条氏政)
						}
					}
				}
			}
			調査:(大名家::大名家C.本城)==(城::小田原)
		}
		スクリプト:{
			代入忍者衆A:(人物::主人公.所属忍者衆)
			代入城C:(城::小田原)
			会話:(主人公,忍者)[[聞けぇっ!!\n今こそ、我ら<忍者衆A>が、主家・北条の\n本拠・<城C>を攻め取る時ぞ!]]
		}
	}
}

◆ サンプル7・「新武将、風魔衆乗っ取り」

主人公(新武将)が風魔衆を乗っ取ります。

小田原の町で二曲輪猪助と勝負して勝てば風魔衆に入れます。
その後、中忍まで昇進すると、暗殺イベントが起こります。
成功すると、主人公は風魔小太郎を襲名します。

例:サンプル7「新武将、風魔衆乗っ取り」

太閤立志伝5イベントソース

チャプター:{
	イベント:サンプル7-1{//新武将、風魔衆に入るの巻
		属性:一度だけ|ひかえめ
		発生契機:拠点内画面表示後(小田原の町)
		発生条件:{
			調査:(忍者衆::風魔衆.存在)
			調査:(人物::主人公.人物番号)>=(960)//人物番号960以上は必ず新武将になる。
			調査:(人物::主人公.所属勢力タイプ)==(浪人)
			調査:(人物::二曲輪猪助.所属忍者衆)==(忍者衆::風魔衆)
		}
		スクリプト:{

			代入人物A:(人物::二曲輪猪助)
			代入忍者衆A:(忍者衆::風魔衆)

			ひとりごと:[[あ、あれは<忍者衆A>の\n<人物A>では…]]

			ひとりごと選択:[[(忍びになる好機…、どうしよう?)]]//忍びになるか選ばせる。
			選択:[[忍びになりたい!]][[やめておく]]
			分岐:([[忍びになりたい!]]){//忍びになりたい場合。

				会話:(主人公,人物A)[[(人物A.名前)さま!]]
				会話:(人物A,主人公)[[…何だ?]]
				会話:(主人公,人物A)[[{一人称}は(主人公)と申す者\n<忍者衆A>に入ることを夢見て\nこの町まで参りました]]
				会話:(主人公,人物A)[[無理を承知でお願いいたします\n{一人称}を<忍者衆A>に入れてください!]]
				会話:(人物A,主人公)[[素性のわからぬ者を\nそう易々と里に入れられぬ]]
				会話:(主人公,人物A)[[腕には自信がございます\n必ずやお役に立ちます\nお願いでございます!]]
				会話:(人物A,主人公)[[しつこい奴だ…\n{二人称}、腕に自信があると申したな?]]
				会話:(人物A,主人公)[[ならば、この{一人称}と手合わせしてみよ]]
				会話:(人物A,主人公)[[{一人称}に勝つことができたら\n里に迎えよう]]
				会話:(主人公,人物A)[[承知しました…\n本気で参ります{ぞ}!]]

				更新:(人物::主人公.体力)(100)//主人公の体力を満タンにして個人戦開始!
				個人戦闘:(逃げられない,護衛なし,無効,二曲輪猪助,無効,無効,無効,無効,野原,偽,偽)
				分岐:([[勝利]]){//個人戦に勝利!
					会話:(人物A,主人公)[[腕は確かなようだな…\n約束だ、里に入れてやろう]]
					会話:(主人公,人物A)[[ありがとうございます!]]

					人物登用:(主人公,直臣,風魔小太郎)//主人公を風魔小太郎の直臣にする
					ナレーション:[[(主人公)は<忍者衆A>の一員になりました]]
				}
				分岐:([[敗北]]){//個人戦に敗北。
					会話:(主人公,人物A)[[うっ、参りました…]]
					会話:(人物A,主人公)[[ふん、その程度の腕では\n話にならぬな]]
					ナレーション:[[<忍者衆A>に入れませんでした]]
				}
			}
			分岐:([[やめておく]]){//忍びになりたくない場合。
				ひとりごと:[[ま、{一人称}には関係ないか…]]
			}
		}
	}

	イベント:サンプル7-2{//風魔小太郎暗殺計画の巻
		属性:一度だけ|ひかえめ
		発生契機:室内画面表示後(無効,自宅)
		発生条件:{
			調査:(イベント::サンプル7-1)==(発生済み)
			調査:(忍者衆::風魔衆.存在)
			調査:(人物::主人公.所属忍者衆)==(忍者衆::風魔衆)
			調査:(人物::主人公.所属当主)==(人物::風魔小太郎)
			調査:(人物::主人公.主命状態)==(主命なし)
			AND調査:{//ここでは、主人公の身分を中忍以上に限定。
				調査:(人物::主人公.身分)!=(頭)
				調査:(人物::主人公.身分)>=(中忍)
			}
		}
		スクリプト:{
			代入人物A:(人物::主人公.所属当主)	//人物Aに風魔小太郎を代入。
			代入忍者衆A:(人物::主人公.所属忍者衆)	//忍者衆Aに風魔衆を代入。
			BGM変更:(イベント本能寺)

			調査:(人物::主人公.性別)==(男)
			分岐:(真){//主人公が男の場合。

				SEスタート:(忍者報告)
				会話:(くノ一,主人公)[[(主人公.名前)さま…]]
				会話:(主人公,くノ一)[[どうした]]
				会話:(くノ一,主人公)[[(主人公.名前)さまこそ\n頭にふさわしいお方]]
				会話:(くノ一,主人公)[[<人物A>さまを亡きものにし、\nこの里を乗っ取りましょう!]]

			}
			分岐:(偽){//主人公が女の場合。
				SEスタート:(忍者報告)
				会話:(くノ一,主人公)[[(主人公.名前)さま…]]
				会話:(主人公,くノ一)[[どうしたのです?]]
				会話:(くノ一,主人公)[[(主人公.名前)さまこそ\n頭にふさわしいお方]]
				会話:(くノ一,主人公)[[<人物A>さまを亡きものにし、\nこの里を乗っ取りましょう!]]
			}

			ひとりごと選択:[[ううむ…]]//ここでユーザーが運命の選択!
			選択:[[乗っ取るべし!]][[やめておこう]]

			分岐:([[乗っ取るべし!]]){//暗殺に同意。
				会話:(主人公,くノ一)[[機は熟し{ました}…\n万事{二人称}に任せるゆえ\nゆめゆめ仕損じては{ならぬ}{ぞ}]]
				会話:(くノ一,主人公)[[御意…\n誰にも分からぬように\n始末いたします…]]
				施設出る:
				ナレーション:[[数日後、<人物A>は突然の病に倒れ\nそのまま帰らぬ人となった…]]

				//主人公の忍者勲功を最大にしておいて、風魔小太郎を死亡させる。
				更新:(人物::主人公.忍者勲功)(60000)
				武将死亡:(人物A)

				代入人物B:(主人公.所属当主)//人物Bに新当主。
				調査:(人物B)==(主人公)
				分岐:(真){	//成功!(新当主が主人公になった)
					ナレーション:[[<忍者衆A>は(主人公)が\n率いることとなった]]
						調査:(人物::主人公.性別)==(男)
						分岐:(真){//主人公が男の場合
							ひとりごと:[[ふふふ…、うまくいったな\n今日より、{一人称}が風魔小太郎じゃ!]]
						}
						分岐:(偽){//主人公が女の場合
							ひとりごと:[[うふふ…、うまくいったようね\n今日より、{一人称}が風魔小太郎よ!]]
						}
						ナレーション:[[(主人公)が風魔小太郎を襲名しました]]
						改名:(主人公,風魔,小太郎,フウマ,コタロウ)
				}
				分岐:(偽){	//失敗!(新当主が主人公以外になった場合の処理を入れておく)
					ナレーション:[[しかし、<忍者衆A>は<人物B>が\n率いることとなった]]
					ひとりごと:[[む、こんなはずでは…]]
				}
			}
			分岐:([[やめておこう]]){//暗殺を中止
				会話:(主人公,くノ一)[[{人物A.名前}あっての<忍者衆A>{であろう}]]
				会話:(主人公,くノ一)[[二度と、そのようなことを\n口にしては{ならぬ}]]
				会話:(くノ一,主人公)[[…承知しました]]
			}
		}
	}
}


◎ 主人公を特定しない場合は、主人公が男性か女性かでセリフを分岐させましょう。
◎「{ならぬ}{ぞ}」などの「メッセージコール」を使えば、状況に応じて口調を変えられます。

◆ サンプル8・「疫病発生!」

主人公が城に戻ると、城内に疫病が蔓延…。

条件に合う人物選び出す「コンテナ」という機能を使っています。
主人公と同じ拠点に住むすべての人物を「コンテナ」に入れ、
彼らの病気フラグを病気に「更新」しています。

>> コンテナの使い方については「コンテナで欲しい情報を取り出す」をご覧ください。

例:サンプル8「疫病発生!」

太閤立志伝5イベントソース

チャプター:{
	イベント:サンプル8{
		属性:一度だけ
		発生契機:拠点内画面表示後(主人公拠点)
		発生条件:{
			調査:(人物::主人公.所属勢力タイプ)==(大名家)
			調査:(主人公拠点)==(主人公当主拠点)
		}
		スクリプト:{
			BGM変更:(イベント危機)
			会話:(農民男,主人公)[[た、大変じゃあっ]]
			会話:(主人公,農民男)[[いったい、何が!?]]
			会話:(農民男,主人公)[[この城で疫病が…]]

			//この城にいる武将をコンテナに入れる。
			代入拠点A:(主人公拠点)
			コンテナ設定:(人物,カテゴリ,武将)	//町人などを除く全人物をコンテナに格納。
			コンテナ除外:(人物,死亡フラグ,死亡)	//死亡している人物を除外。
			コンテナ絞り込み:(人物,出現フラグ,出現済み)//出現済みの人物のみを残す。
			コンテナ絞り込み:(人物,所属拠点,拠点A)	//主人公拠点の人物のみを残す。
			//ここまでで、主人公拠点にいる武将がすべて抽出されている。
			調査:(コンテナカウンタ)>(0)//コンテナ内の人物が0なら中止。あり得ないが、一応チェック。
			分岐:(真){
				//全員を病気にしてしまう。
				ループ:{
					コンテナ選択:(人物A,先頭)//コンテナ内の先頭の人物を人物Aに代入。
					ブロック脱出:(偽)
					更新:(人物::人物A.病気フラグ)(病気)
					コンテナ選抜:(削る,1)//コンテナ内の先頭から1人を除外。
				}

				//ループコマンドの意味
				//「ブロック脱出」があるまでループの{}内は回り続ける
				//上記の場合、「コンテナ選択コマンド」が偽、つまり選択できない(コンテナカウンタが0になっている)時に限り、
				//ループ内から脱出することになる。
				//最後の「コンテナ選抜」コマンドでコンテナの中身を1つずつ先頭から削っている
				//すべて削り終わったとき、ループが終わる。
				//なお、この「ループ」は注意して使用しないと、「無限ループ(ループから抜け出せない状態)」に陥ってしまい、
				//ゲームが止まってしまうことがある。
			}

			更新:(人物::主人公.体力)(20)//主人公の体力を20に更新。
			会話:(主人公,農民男)[[そ、そういえば{一人称}も…]]
			ナレーション:[[<拠点A>で\n疫病が流行しているようです]]
		}
	}
}


◆ サンプル9・「果心居士、独眼龍を惑わす」

気が付けば、はるか遠くへ大遠征!?

主人公・伊達政宗が、果心居士にそそのかされて出陣。
しかし、いざ出撃してみると…。
詳しい内容はスクリプトを解読してみてください。

例:サンプル9「果心居士、独眼龍を惑わす」

太閤立志伝5イベントソース

チャプター:{
	イベント:サンプル9-1{
		属性:一度だけ
		発生契機:室内画面表示後(主人公拠点,自宅)//大名の場合、自宅=城主の間
		発生条件:{
			調査:(主人公)==(伊達政宗)
			調査:(人物::主人公.身分)==(大名)
			調査:(人物::果心居士.イベント参加可能)
			調査:(人物::最上義光.イベント参加可能)
			調査:(人物::果心居士.身分)==(浪人)
			調査:(大名家::最上義光.存在)==(真)
			代入大名家A:(大名家::伊達政宗)
			代入大名家B:(大名家::最上義光)
			調査:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))==(同盟なし)
			代入城A:(大名家::大名家A.本城)
			代入城B:(大名家::大名家B.本城)
			調査:(城::城A.所在地方)==(東北)
			調査:(城::城B.所在地方)==(東北)
		}
		スクリプト:{
			ひとりごと:[[ふう…退屈じゃのう\n(最上義光.姓)でも攻めるか]]
			会話:(小姓,主人公)[[大殿、暇つぶしで\n他国を攻めてはなりませぬ]]
			会話:(主人公,小姓)[[はあ…なにか刺激的なことは\n無いものか…]]
			BGM変更:(イベント危機)
			会話:(果心居士,主人公)[[失礼しますぞ、{二人称名前}!]]
			会話:(主人公,果心居士)[[む、どこから入って来おった!?]]
			会話:(果心居士,主人公)[[それは、言わぬが花…それよりも\n殿の無聊、慰めて進ぜよう\nまず、出羽を攻めることじゃ]]
			会話:(主人公,果心居士)[[出羽を…!?]]
			会話:(果心居士,主人公)[[さすれば、面白いことになるぞ\nふふふ…]]
			SEスタート:(煙玉)
			ナレーション:[[ボフッ]]
			会話:(主人公,小姓)[[き、消えた…!?]]
			BGM変更:(メイン大名)
			会話:(小姓,主人公)[[殿、大丈夫でございますか]]
			会話:(主人公,小姓)[[それにしても不思議な老人よ…\nよし、あの者の申した通り\n出羽を攻めてみよう]]
			会話:(小姓,主人公)[[大殿!]]
			会話:(主人公,小姓)[[ええい、出陣じゃ!!]]
			//九州~四国の町にワープして海戦。
			軍団編成最強:(主人公軍団,城A,拠点移動,油津の町,無効,油津の町,伊達政宗,無効,無効,無効,無効,10000,10000,0,0,0,10000,0)
			軍団編成最強:(イベント用1軍団,城B,拠点移動,宇和島城,無効,宇和島城,最上義光,無効,無効,無効,無効,10000,10000,0,0,0,10000,0)
			軍団指令:(主人公軍団,軍団攻撃,イベント用1軍団,無効)
			軍団指令:(イベント用1軍団,軍団攻撃,主人公軍団,無効)
		}
	}

	イベント:サンプル9-2{//独眼龍、海へ挑む
		属性:一度だけ
		発生契機:野戦開始時(伊達政宗,最上義光)
		発生条件:{
			調査:(主人公)==(伊達政宗)
			調査:(イベント::サンプル9-1)==(発生済み)
			調査:(人物::主人公.出撃フラグ)==(出撃中)
		}
		スクリプト:{
			会話:(伊達政宗,主人公)[[はっ!? いつの間にこんなところへ?\nたしか…わしは出羽へ攻め込んだはずだが]]
			会話:(伊達政宗,主人公)[[と、とにかく…かかれっ!!]]
		}
	}

	イベント:サンプル9-3{//大団円
		属性:一度だけ
		発生契機:野戦終了時(伊達政宗,最上義光,決着)
		発生条件:{
			調査:(主人公)==(伊達政宗)
			調査:(イベント::サンプル9-2)==(発生済み)
		}
		スクリプト:{
			調査:(軍団::軍団1.結果)==(勝利)
			分岐:(真){
				BGM変更:(イベント嬉しい)
				ひとりごと:[[ふう…訳の分からぬ戦いであった\nここは…西国の海ではないか]]
				ひとりごと:[[東北へ帰るのも一苦労だのう…]]
				軍団指令:(主人公軍団,帰還,無効,無効)
			}
			分岐:(偽){
				BGM変更:(イベント悲しい)
				ひとりごと:[[くっ…訳の分からぬ戦いじゃ\nなぜ、わしは…西国の海で漂っておる!]]
				ひとりごと:[[もう、果心居士の顔も見たくないわ!!]]
				軍団指令:(イベント用1軍団,帰還,無効,無効)
			}
		}
	}
}


◆ サンプル10・「目指せ百勝」

数値計算を使ったイベントです。

個人戦100勝まで、残り何勝かをつぶやきます。
自宅に帰ったときに30%の確率で発生します。

例:サンプル10「目指せ百勝」

太閤立志伝5イベントソース

チャプター:{
	イベント:サンプル10{
		属性:一度だけ
		発生契機:室内画面表示後(主人公拠点,自宅)
		発生条件:{
			調査:(Rnd100)<(30)//30%の確率で発生。
			//Rnd100は0~99までのでたらめな数値を返す。
			//0~99の数値が30以下になる確率なので30%になる。
		}
		スクリプト:{
			代入a:(人物::主人公.個人戦勝利数)
			調査:(a)>=(100)
			分岐:(偽){//個人戦勝利数が99以下
				代入b:(100)-(a)
				ひとりごと:[[あと<b>勝すれば\n100勝というわけか…]]
			}
			
			//個人戦の勝率を出してみる
			
			代入c:(人物::主人公.個人戦数)
			調査:(c)>(0)	//割り算をする前には、分母が0にならないように必ずチェックすること。
			分岐:(真){		//0で除算を行うと暴走の原因になる。

				代入d:(a)*(100)	//あらかじめ勝利数を100倍しておく。
				代入d:(d)/(c)	//すでに何かが入っているdに新しい結果を入れることも可能。
				調査:(d)==(100)
				分岐:(真){	//dが100なら負けナシということ。
					文字列設定:(文字列C)[[無敗]]//文字列設定コマンド
				}
				分岐:(偽){
					調査:(d)%(10)==0//%は剰余。dを10で割った余りということ。この場合は10で割り切れるかどうかで分岐。
					分岐:(真){
						代入e:(d)/(10)
						文字列設定:(文字列C)[[<e>割]]
					}
					分岐:(偽){
						代入e:(d)/(10)
						代入f:(d)%(10)
						文字列設定:(文字列C)[[<e>割<f>分]]
					}
				}
				ひとりごと:[[{一人称}の個人戦の成績は\n今のところ<文字列C>だな…]]
			}
		}
	}
}

◎ Rndは、でたらめな数値を使いたいときに使います。
◎ 「Rnd」は 0~65535 、「Rnd100」は 0~99 までの数値を返します。
◎ 3~7までの数値を使いたい場合は、以下のようにします。


	 代入b:(Rnd)%(5)+(3)


◎ (Rnd)%(5)で、でたらめな数値を5で割った余り(0~4)が出ます。それに3を足せば、3~7のでたらめな数値が出ます。

◆ サンプル11・「織田徳川同盟、破棄!?」

主人公の立場ごとにイベント内容が変わります。

織田家と徳川家が同盟を破棄するイベントです。
主人公が織田家に所属しているとき、徳川家に所属しているとき、 どちらにも所属していないときで、イベントの内容を変えています。

例:サンプル11「織田徳川同盟、破棄!?」

太閤立志伝5イベントソース

チャプター:{
	イベント:サンプル11-1{//織田徳川同盟、破棄!?☆★≪これは織田家用≫
		属性:一度だけ
		発生契機:評定開始時(無効)
		発生条件:{
			調査:(大名家::織田信長.存在)==(真)
			調査:(大名家::徳川家康.存在)==(真)
			代入大名家A:(大名家::織田信長.存在)
			代入大名家B:(大名家::徳川家康.存在)
			調査:(人物::主人公.所属大名家)==(大名家A)
			調査:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))!=(同盟なし)
			調査:(人物::徳川家康.イベント参加可能)
		}
		スクリプト:{
			調査:(主人公拠点)==(主人公当主拠点)//主人公が織田信長と同じ居城にいるかどうか
			分岐:(真){
				会話:(小姓,織田信長)[[大殿! <大名家B>より\n使者がお越しになりました!]]
				会話:(織田信長,小姓)[[なに! 通せ!]]
				会話:(足軽,織田信長)[[<大名家B>より参りました\n我らは、もう{二人称名前}には\nついていけませぬ!]]
				会話:(織田信長,小姓)[[なんじゃと!]]
				会話:(足軽,織田信長)[[同盟関係を切らせていただきまする!]]
				会話:(織田信長,小姓)[[おのれ!]]
			}
			分岐:(偽){
				代入人物A:(発生人物)//評定開始時における発生人物=評定の主催者
				会話:(小姓,人物A)[[(人物A)さま!\n<大名家B>が当家との同盟を\n破棄してきたとのことですぞ!]]
				会話:(人物A,小姓)[[なに!\nなんということだ!]]
			}
			ナレーション:[[こうして<大名家B>は\n<大名家A>と決別した…]]
			
			更新:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))(同盟なし)
			更新:(大名家::大名家A.外交感情(大名家B))(絶交)

			//他の大名家用の同イベントは発生済みにしておく。
			更新:(イベント::サンプル11-2)(発生済み)
			更新:(イベント::サンプル11-3)(発生済み)
			更新:(イベント::サンプル11-4)(発生済み)
			//発生済みにしないと、たとえばプレイヤーが織田家から徳川家に転職した時
			//条件を満たすと同じイベントが二度発生してしまうため。
		}
	}

	イベント:サンプル11-2{//織田徳川同盟、破棄!?☆★≪こちらは徳川家用≫
		属性:一度だけ
		発生契機:評定開始時(無効)
		発生条件:{
			調査:(大名家::織田信長.存在)==(真)
			調査:(大名家::徳川家康.存在)==(真)
			代入大名家A:(大名家::織田信長.存在)
			代入大名家B:(大名家::徳川家康.存在)
			調査:(人物::主人公.所属大名家)==(大名家B)
			調査:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))!=(同盟なし)
			調査:(人物::織田信長.イベント参加可能)
		}
		スクリプト:{
			調査:(主人公拠点)==(主人公当主拠点)//主人公が織田信長と同じ居城にいるかどうか。
			分岐:(真){
				会話:(徳川家康,小姓)[[<大名家A>との同盟を切る!\nこれはもう決めたことじゃ!]]
				会話:(勲功家臣,徳川家康)[[{二人称名前}!]]
				調査:(主人公)==(徳川家康)
				分岐:(真){
					会話:(徳川家康,勲功家臣)[[わし自ら、(織田信長.姓)殿に\n破棄を宣言してくる!]]
				}
				分岐:(偽){
					会話:(徳川家康,主人公)[[{二人称名前}!\n(織田信長.姓)殿の城に出向き\nその旨、伝えて参れ!]]
					会話:(主人公,徳川家康)[[…ははっ!]]
				}
				施設出る:
				外に出す:
				代入拠点A:(大名家::大名家A.本城)
				強制移動:(拠点A)
			}
			分岐:(偽){//主人公が家康とは別の城にいる場合は報告のみ。
				代入人物A:(発生人物)
				会話:(小姓,人物A)[[(人物A)さま!\n当家は<大名家A>との同盟を\n破棄するとのことですぞ!]]
				会話:(人物A,小姓)[[なに!\nなんということだ!]]
				ナレーション:[[こうして<大名家B>は\n<大名家A>と決別した…]]
				更新:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))(同盟なし)
				更新:(大名家::大名家A.外交感情(大名家B))(絶交)
				//他のイベントは発生済みにしておく。
				更新:(イベント::サンプル11-1)(発生済み)
				更新:(イベント::サンプル11-3)(発生済み)
				更新:(イベント::サンプル11-4)(発生済み)
			}
		}
	}

	イベント:サンプル11-3{//10-2の続き
		属性:一度だけ
		発生契機:拠点内画面表示後(無効)
		発生条件:{
			調査:(イベント::サンプル11-2)==(発生済み)
			調査:(大名家::織田信長.存在)==(真)
			調査:(大名家::徳川家康.存在)==(真)
			代入大名家A:(大名家::織田信長.存在)
			代入大名家B:(大名家::徳川家康.存在)
			代入拠点A:(大名家::大名家A.本城)
			調査:(人物::主人公.所属大名家)==(大名家B)
			調査:(拠点A)==(発生拠点)
			調査:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))!=(同盟なし)
		}
		スクリプト:{
			会話:(主人公,門番)[[<大名家B>の(主人公)!\nまかりとおる!]]
			会話:(門番,主人公)[[どうぞ!]]
			施設入る:(城主の間)
			会話:(織田信長,主人公)[[む! 何事!]]
			会話:(主人公,織田信長)[[もう、(織田信長.姓)殿には\n我らついていけませぬ!\n同盟は破棄いたします…御免!]]
			会話:(織田信長,主人公)[[な、なんじゃと!\n待てっ!!]]
			施設出る:
			ひとりごと:[[本当にこれで良かったのだろうか…]]

			//このように、同じイベントだからといって
			//織田家用と徳川家用でセリフや演出を合わせる必要はない。

			更新:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))(同盟なし)
			更新:(大名家::大名家A.外交感情(大名家B))(絶交)

			//他のイベントは発生済みにしておく。
			更新:(イベント::サンプル11-1)(発生済み)
			更新:(イベント::サンプル11-4)(発生済み)
		}
	}

	イベント:サンプル11-4{//織田徳川同盟、破棄!?☆★≪万人用(織田・徳川に所属していない場合)≫
		属性:一度だけ
		発生契機:拠点内画面表示後(無効)
		発生条件:{
			調査:(拠点::発生拠点.拠点タイプ)==(町)//忍びの里などで起きると変なので。
			調査:(大名家::織田信長.存在)==(真)
			調査:(大名家::徳川家康.存在)==(真)
			代入大名家A:(大名家::織田信長.存在)
			代入大名家B:(大名家::徳川家康.存在)
			調査:(人物::主人公.所属大名家)!=(大名家A)//織田家にも属していない。
			調査:(人物::主人公.所属大名家)!=(大名家B)//徳川家にも属していない。
			調査:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))!=(同盟なし)
		}
		スクリプト:{
			会話:(旅人,主人公)[[なんでも、<大名家B>が\n<大名家A>との同盟を破棄したそうじゃ]]
			会話:(主人公,旅人)[[なんと…]]

			更新:(大名家::大名家A.外交同盟(大名家B))(同盟なし)
			更新:(大名家::大名家A.外交感情(大名家B))(絶交)
			//他のイベントは発生済みにしておく。
			更新:(イベント::サンプル11-1)(発生済み)
			更新:(イベント::サンプル11-2)(発生済み)
			更新:(イベント::サンプル11-3)(発生済み)
		}
	}
}


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