スクリプトを書く(4)

◆ 個人戦を起こす

イベント中に、個人戦を起こしてみましょう。
ここでは1つのスクリプトコマンドを使います。

個人戦闘 強制的に個人戦闘を起こす。

※ 上記のコマンド名をクリックすると、詳しい解説を表示します。

「個人戦闘」では、参加する人物や場面などの設定を行います。
また、その個人戦に勝利したか敗北したかで、 その後の展開を分岐させられます。


個人戦闘:(条件1,条件2,味方1,相手1,相手2,相手3,相手4,相手5,場面,味方死亡フラグ,ボス死亡フラグ)
分岐:([[勝利]]){
	//ここに勝利した場合のイベント内容を書く
}
分岐:([[敗北]]){
	//ここに敗北した場合のイベント内容を書く
}


◎「条件1」は、逃亡可能かどうか。「逃げられる」「逃げられない」。
◎「条件2」は、味方を入れるかどうか。「護衛付」「護衛なし」。
◎「味方1」は、味方の人物名。条件2が「護衛付」の場合のみ有効。
◎「相手1~5」は、対戦相手の人物名。不要な場合は「無効」。
◎「場面」は、戦う場面。「野原」「酒場」「武家宅の庭」「城主の間」など。
◎「味方死亡フラグ」は、味方が倒されると敗北かどうか。「真」「偽」。
◎「ボス死亡フラグ」は、相手の大将を倒すと勝利かどうか。「真」「偽」。

例:忍者3人組に襲われる

太閤立志伝5イベントソース
//★忍者襲撃

チャプター:{
	イベント:忍者襲撃
		属性:一度だけ|ひかえめ
		発生契機:移動画面表示後(無効)
		発生条件:{
			OR調査:{
				調査:(人物::主人公.武芸技能)>=(4)
				調査:(人物::主人公.忍術技能)>=(4)
				調査:(人物::主人公.弓術技能)>=(4)
				調査:(人物::主人公.鉄砲技能)>=(4)
			}
		}
		スクリプト:{
			ひとりごと:[[む…、殺気!]]
			会話:(忍者,主人公)[[ふ…\n悪いが、ここで死んでもらおう]]
			個人戦闘:(逃げられない,護衛なし,無効,上忍,忍者,汎用くノ一,無効,無効,野原,偽,偽)
			分岐:([[勝利]]){
				//戦闘に勝利!
				会話:(忍者,主人公)[[くっ、強い!\nさらばだ!]]
				ひとりごと:[[何者だったんだ…?]]
			}
			分岐:([[敗北]]){
				//戦闘に敗北!
				BGM変更:(イベント悲しい)
				会話:(主人公,忍者)[[げふっ…]]
				会話:(忍者,主人公)[[ふん、相手を間違えたようだ]]
				会話:(忍者,主人公)[[弱い奴には用はない…]]
			}
		}
	}
}

◎ 上記の例では、主人公の戦闘技能のいずれかが4以上のときを条件にしています。


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