臣下や領民、外部の客が城主と謁見する際に用いられた部屋。
城主の威厳を示すために、調度品は贅を尽くされている。
玉座、三層からなるシャンデリア、一角獣の頭部の剥製、豪華なじゅうたん…。
しかし、これ見よがしに置かれた拷問具が城主の酷薄さも如実に示している。

巨大なエントランスホール。
高い天井、階段の配置、彫像や装飾物などの全てが来客を圧倒し、
畏怖の念を感じさせるべく計算されている。
なかでも、大剣を振りかぶった騎士の像は処刑人を思わせ、
見るものに不安を覚えさせずにおかない。

荘厳なる礼拝堂。高窓から降り注ぐ柔らかな光は神の慈愛を感じさせるが、
不信心者に容赦ない罰を下すための仕掛けが各所に施されている。
光と影の二面性を感じさせる部屋。
パイプオルガンや女神像、倒れる柱などの仕掛けもある。

もともとは小さいながらも意匠の凝らされた中庭だったが、
今ではさまざまな戦争道具が無造作に置かれ、
殺伐とした雰囲気が漂う。水の涸れた噴水が物悲しい。
大砲や火薬樽の仕掛けの他に、強力な兵器が用意されている。