“必勝” と謳っておいて、 いきなりこういうのも気が引けるが、 すべての戦闘に必ず勝利するということは至難の業だ。
圧倒的な国力の差を背景に物量戦を仕掛けられたら、 いずれは疲弊してニッチもサッチもいかなくなるというものだ。
あの諸葛亮だって司馬懿だって、 全戦全勝とはいかないのだから。
だが仕掛ける戦闘においてはどうだろう。 敵を知り、 味方を知り、 兵を鍛えて武器を持つ。 こちらが主導権を握り万事段取りをつければ、 “必勝” だって不可能じゃないはずだ。 必勝街道への第一歩は、 戦闘を仕掛ける前の段取りの良し悪しにかかっていると信じている。 そう、 オレ流必勝法は “石橋を叩いて渡る” チキン戦法だ!

CLICK
間者を送り込んで敵の内情を丸裸にした後、 さらに計略を仕掛けて優位な状況を作り出す。
『三國志 X』 の戦闘が単なる数字比べで終わらないのは、 部隊を率いる武将の個性というファクターが加わるからなのだろう。 仮に兵科や経験といった条件がまったく同じ1万の部隊があったとしても、率いる武将の能力や特技によって、 部隊の戦闘能力は大きく異なってくるわけだ。
戦地において武将の能力は、 「統率力」 が部隊の攻守力、 「知力」 が計略の成功率や阻止率、 「武力」 が一騎討ちでの攻撃力に影響する。 また、 戦地で効果を発揮する特技には、 「一斉」 「鼓舞」 などの戦闘系、 「誘引」 「混乱」 など計略系、 「三段」 「螺旋」 などの一騎系、 そして 「軍師」 「提督」 といった称号があり、 それぞれの特技に応じて特殊な行動が取れるようになる。
一度の戦闘に出撃できる武将は、 一都市あたり5人まで。 出撃武将を選ぶ際は、 これらの項目に注視して、 戦況を優位に運べる精鋭を揃えたいところだ。
CLICK
敵部隊を状態異常に陥れる計略系の特技
直接的に相手の兵を削ったり、 部隊の状態や士気に影響する戦闘系特技
CLICK
歩兵、 騎兵、 弓兵と大きく三種に分けられる基本兵科。 それぞれに得手不得手の部隊があり、 三すくみの関係、 いわゆるジャンケンのような関係の上に成立している。
それぞれの兵科には、 あらゆる場面でそこそこの活躍が期待できる歩兵、 射程距離のある攻撃が可能な弓兵、 機動力と近接攻撃に長けた騎兵といったように、 異なる特性があるということを知っておく必要もある。

野戦では対部隊で強さを発揮する騎兵が重宝する。 だが、 城門戦においては雲悌(うんてい) を使える歩兵、 弓兵の使い勝手がよい。 つまりは戦地の状況や目的に応じて出撃部隊を選んでいくことが重要になってくるのだ。
CLICK
手前の城門を破壊せず奥の城門にアプローチできる
兵科の相性はジャンケンのような関係性で成り立っている
CLICK
歩兵→重歩兵、 弓兵→弩兵、 騎兵→重騎兵 というように、 [強化]を行うことで部隊の戦闘能力を上昇させることができる。 兵科にはそれぞれ強化条件があって、 「歩兵編制所」 などの施設が必要。

都市によって強化できる兵科は限られているから要注意だ。 ほかに蛮兵や象兵などもあるが、 これらは特定都市でのみ編制できる “特殊兵科” とも呼ぶべきものだ。

兵器の開発は、 戦況を大きく変える要素のひとつ。 これまでの戦術を捨て去るほどに劇的な効果が得られる。 そしてやはり、 兵器ごとに開発条件があって、 「兵器製作所」 「技術開発所」 などの施設が必要となる。
 兵科
歩兵 歩兵系の基本兵科
重歩兵 歩兵の上位兵科
近衛兵 重歩兵の上位兵科
籐甲兵 守備力の高い歩兵系兵科
蛮族兵 森林・山地の機動力に優れる
青州兵 攻撃力の高い歩兵系特殊兵科
騎兵 騎兵系の基本兵科
重騎兵 騎兵の上位兵科
虎豹騎 重騎兵の上位兵科
突騎兵 射撃可能な騎兵系兵科
象兵 攻撃力の高い騎兵系兵科
弓兵 射兵系の基本兵科
弩兵 弓兵の上位兵科
元戒
弩兵
弩兵の上位兵科
 兵器・艦船
陸上 衝車 城門や政庁の攻撃に有効な兵器
井闌 広範囲に射撃できる兵器
霹靂車 城壁を越えて舞台や施設を攻撃できる
木獣 前方にいる複数の部隊を一度に攻撃できる
木牛 所持可能な最大兵糧が増える
艦船 蒙衝 河川で流されづらい
闘艦 河川で流されづらく射撃もできる
CLICK