戦国時代を代表する武将「織田信長」…ではなく、今回は同じ「おだ」でも「小田氏治(おだうじはる)」が主役となる。
常陸の小田氏治は北条・佐竹といった関東の強敵に挟まれながらも、乱世の荒波に呑まれまいと必死に生き残ろうとしていた武将だ。
今回はその弱小・小田家が並み居る強敵とわたりあい、一端の勢力にまで成長するまでの物語を、プレイのコツとともに紹介!
強大な長尾家と同盟を結んではいるものの、その本拠・春日山城は小田城からは遠く離れており、援軍はあまり期待できない。
ここは乱世らしく思い切って北条家に臣従。
弱小勢力は己の力のみに頼っているようでは決して生き残れない。
どこの家と手を結び、どこの家と手を切るか、その判断がお家の行く末を決定づける。
北条家に臣従したらすぐに進軍開始だ。
ぐずぐず手をこまねいているようでは、周辺勢力が力を増し、手をつけられなくなってしまう!
ますは手頃な敵・宇都宮家に宣戦し、北条家に援軍要請の早馬を飛ばそう!
序盤のうちは戦のたびに北条家に援軍を要請しなければならないだろう。
しかし、かつては敵であった者を快く味方に加えてくれる仏の北条家といえども、対価なしには援軍を貸してはくれない…。
弱小勢力である小田家には、この対価も重くのしかかる。
そんな厳しい懐事情を助けてくれるのが、初志言行録だ!
初志言行録はプレイ序盤に多く発生するクエストで、達成すると金銭や兵糧などの報酬を獲得することができる。
ひとつひとつの報酬はわずかなものかもしれないが、『塵も積もれば山となる』とはよく言ったもの。
コツコツと達成していけば、勢力拡大を加速させること間違いなし!
滅亡させた他家の武将は配下として取り込むことができる。
しかし、取り込んだ直後の武将は忠誠が低い…。
忠誠が低い武将は他家による調略の格好の餌食となってしまうので、早急に対策を打たなければならない。
武将の忠誠を上昇させる手段はいくつかある。
ひとつは感状を与える方法だ。感状は城を攻め落としたときや、初志言行録を達成したときに発行できる。
他には大命「大宴会」や「花押入感状」を発動する方法だ。施策力を消費するものの効果は絶大だ!
さらに「家宝」を授与したり、「城主」に任命などでも忠誠は上昇する。
武将の忠誠が青色まで上昇すると敵からの調略に乗らなくなるだけでなく、能力もアップする。
忠誠を上げると一石二鳥。お家の力の底上げのためにも家中の団結を図っていこう!
苦節3年、かつては弱小と呼ばれた小田家も北関東から東北南部を治めるまでになり、ひとまず滅亡の危機からは脱したと言えよう。とは言え、ここからどのように勢力を広げていくかもプレイヤーの腕の見せ所だ。もちろん北条家に背後を固めてもらいながら、東北・北陸に進出していくのが定石だろうが、北条家が治める豊潤な関東平野も魅力的だ…。
そんななか、武田家が義元亡き後の今川家、その盟友・北条家と断交し、三国同盟が崩壊するという大事件が発生した。
これは小田家にとって、さらなる飛躍のまたとないチャンス!
密かに親交を温めていた武田家と手を結び北条の領地に攻め入るのだ!
武田家という強力な味方を得たものの、小田家と北条家の兵力は拮抗し決め手にかける。
ここは北条家中に探りをいれ、味方になってくれそうな武将を探そう。
密約を取り付けることができたら準備は万端、いざ北条家との決戦に臨もう!
決戦中に敵武将を寝返らせることができれば、ぐっと勝利は近づく!
事前調略のおかげで一大決戦に勝利した小田家。
北条家の戦力もこの決戦でかなり削がれたことだろう。
まだまだ油断はできないが、氏治率いる小田家は天下の頂に向かって邁進していくのであった…。