基本用語の解説

イベントを作るための基礎知識です。
イベント作成を始める前にお読みください。

◆ イベント

イベントとは、ゲーム中にある条件を満たすと、 強制的に起こる出来事です。

プレイを中断させ、起こしたい出来事を表現し、 必要なデータを変更して、またプレイを再開させる、 これが1つのイベントの流れです。

作成したイベントには、それぞれ固有の名前を付けてあげる必要があります。 イベントごとに固有の名前を「イベント識別子」と呼びます。

イベントが起こっている間は、主人公は自由な行動ができません。
一度通常のゲームに戻して、その後にイベントの続きを起こすには、 複数のイベントを組み合わせる必要があります。

例えば、様々な町で誰かと出会うイベントを作ろうと思ったら、

 イベント1・清洲の町で出会う
 イベント2・奈良の町で出会う
 イベント3・浜松の町で出会う

と、出会う町ごとにイベントを作成します。
作成したイベントは、それぞれに異なるイベント識別子を付けます。

>> イベント内容を考える

◆ ソースファイルとスクリプト

イベントの内容は、 ソースファイルスクリプトを記述していくことで 作成していきます。

ソースファイル
ソースファイルとは、イベントの元になるファイルのことです。
テキストエディタ(メモ帳など、拡張子がtxtのファイルを 作成できるアプリケーション)で、スクリプトを記述して作成します。
イベントごとにソースファイルを分けて作っても構いませんし、 1つのソースファイルの中に複数のイベントを書くこともできます。

スクリプト
スクリプトとは、イベントの内容を指定する文書です。
イベントの名前、発生条件(秀吉が信長に仕えているときだけに発生させる…)、 登場人物のセリフ、背景に表示するCG、イベント中に流すBGM、 変更するデータ(イベント発生後に秀吉が城主になる…)、 などなど、イベントに関わるすべての内容は、 ソースファイルに記述するスクリプトによって指定します。

>> ソースファイルを作る

◆ コンバート

作成したソースファイルを、ゲームで実際に発生させられる形式に 変換することを、コンバートと呼びます。
コンバートして作られたファイルを、 特定のフォルダに移動することで、 初めてゲーム中でイベントを発生させられるのです。

>> コンバートする


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