第2セレクション前、昔の学内コンクールの記事を見ていた香穂子、冬海、火原、柚木。
みんなで記事を読んでいるうちに、ある不安が生まれる。
”もしもコンクールで優勝したら、自分たちも、王崎先輩たちみたいにきちんとインタビューに答えられるだろうか……”
そんな時、柚木が一言。
「じゃあ、予行練習してみるのはどうかな？」
果たして一同は、インタビュアー・柚木の質問に答えられるのか！？

☆『コルダ』時代の吉羅と都築も登場！

コンクール後半、香穂子の様子がおかしい。
それまでと比べ演奏の技術力が下がっただけでなく、とても辛そうに聞こえるのだ。
そのことを心配する月森と土浦の前に突然リリが現れ、あることを告げる。
このままだと、香穂子はヴァイオリンをやめるかもしれない。
それを聞いた2人は――。

全国音楽コンクール後の菩提樹寮にて。
可愛いオケ部の後輩2人（かなで＆ハル）の「送別会の企画が、3年生たちにちゃんと喜んでもらえるかわからない」という切実なお悩みを受け、他校の”3年生”である東金＆土岐、そして「ちょっと待った！」と名乗りを上げた大地が立ち上がる。
しかし、そこには意味深に微笑むニアが……。

東日本大会前、星奏学院の練習室を借りて練習をする至誠館のメンバー。
決戦を前に根を詰める火積と、失敗を恐れ不安がる伊織を部長・八木沢はしっかりと励ます。
「これまで通りやれば大丈夫。僕たちは負けない。絶対勝てる」
だが、この言葉を聞いた副部長・狩野は表情を曇らせていて――。

至誠館体育館で行うコンサートのミーティングを終えた律、八木沢、東金、土岐、かなで。
ひょんなやりとりをきっかけに、東金がある提案をする。
「じゃあ小日向、俺たちの考えていることを当ててみろ」
かなでは彼らの気持ちを見透かすことができるのか！？
あの”かなで無双”を再び巻き起こせるか――？！

☆かなでを巡るラブコメディー、思わぬダークホースの出現も……？

みなとみらいホールでコンサートを行うことになった週末合奏団。
披露するうちの1曲は、ハルと七海、そして冥加によるヴァイオリンとチェロ2人のトリオ曲だった。
しかし、3人で練習をしても、終わると無言で去ってしまう冥加。
どうして何も言ってくれないんだろう……？
そう思うハルと七海に、御影は厳しく言い放つ。
「玲士くんが何も言わないのは、今の演奏では口を出すレベルにあなたたちが達してないから――」
そう聞かされた2人は、何がいけなかったのか考えるが……。

星奏学院の分断を阻止するためのクリスマスコンサート直前。
今日からアンサンブル練習！と勢いづく香穂子たちのもとを衛藤が訪れる。
「あんたが『月森くん』？」
「そうだが」
「香穂子が言ってた。めちゃくちゃ上手いって」
どうやら、衛藤は香穂子たちの演奏がどんなものか気になる様子。
（アンサンブルメンバーは衛藤の『香穂子』呼びのほうが気になる様子）
そこで、衛藤の前でアンサンブルの披露をすることになるが……？

金澤の喉の手術が成功したという。
オペラ歌手に復帰するつもりなのだろうか？
そう問う葉介に、王崎が一言。
「先生は、大好きな歌をもういちど歌えるようになりたい、ただそれだけなんじゃないかな」
しかし、なぜかなかなか歌おうとしない金澤。
リハビリも順調で、再び歌えるようになったはずなのに……。
もう一度歌ってほしい……そう願うリリはあることを思いつく――。