この世とは異なる世界から現れる、異形のもの。
生物の魂を喰らい、己の生命力に変える。
大型の“鬼”になると、失った手足すら再生する驚異の生命力を宿す。
千年以上の間、歴史の影でモノノフと戦いを繰り広げてきたが、八年前の「オオマガドキ」で大量に出現、世俗の体制を崩壊させた。
- 忌速火(イミハヤヒ)。
巨大な尾を持つ、獣のような姿の大型“鬼”。
しなやかな身体には、凶暴な本能と
圧倒的な力が満ちている。
北の地に現れた未知の“鬼”のうちの一体であり、
その来歴、生態は一切不明。
- 怨樹坊(オンジュボウ)。
しなやかな体躯を持った大型“鬼”。
山林に潜むことが多く、その身に異界の
植物を寄生させている。
敏捷で身軽、知的能力が高く、モノノフたちの
意表を突いた攻撃を仕掛けてくる。