事件の記録

無苦の日

かつて、面打ち師・四方月宗悦よもつき そうえつが打った月蝕の面によってもたらされたという大災厄。

灰原医院連続殺人事件

本土の灰原医院にて発生した連続殺人事件。灰原医院の開設者・灰原耀はいばら ようが容疑者として指名手配された。逃走した耀を追い、刑事・霧島長四郎きりしま ちょうしろう朧月島ろうげつとうへ潜入する。

巫女死亡事件

朧月神楽の最中、「器」役の看護師が「咲いて」死亡した事件。以降、朧月神楽は中止された。
※咲く
朧月島の風土病「月幽病げつゆうびょう」の悪化により記憶や人格が失われ、顔が歪んでしまう状態を指す。 症状の初期段階は「芽吹く」と呼ばれる。「咲いた」顔を見た人間が「咲いて」しまう現象を「共鳴ともなき」という。

少女神隠し事件

巫女死亡事件と同時刻、水無月流歌みなづき るか麻生海咲あそう みさき月森円香つきもり まどか奈々村十萌ななむら ともえ篠宮鞠絵しのみや まりえの五人が朧月神楽の客席より行方不明となる。

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霧島長四郎が五人の少女を保護する

神隠し事件の二週間後、霧島長四郎が灰原病院の地下で五人の少女たちを保護する。

水無月小夜歌が流歌を連れて本土へ渡る

神隠しに遭った少女の一人である水無月流歌の母・小夜歌さやかは、面打ち師の夫・四方月宗也よもつき そうやの神隠し事件への関与を疑う。流歌を守るため、小夜歌は本土へと移り住む。

島民失踪事件

ほぼすべての島民が行方不明となった事件。発見された島民も、皆一様に手で顔を覆い死亡していたという。真相が判明しないまま捜査は打ち切られ、朧月島は滅びた。

二人の少女の変死

巫女死亡事件より十年後。失踪した少女のうちの二人、奈々村十萌、篠宮鞠絵が変死。

水無月流歌が朧月島を訪れる

麻生海咲・月森円香を追って、水無月流歌が朧月島へ向かう。