イベントの発生によって、人物が改名する、 城主が変わる、相手との親密度を上げる、 城の防御度が下がるなど、データを自由に更新できます。
ここでは、4つのスクリプトコマンドを使います。
改名 人物の姓名を変更する 城主任命 城主を新たに任命する。 城主解任 城主を解任する。 家督を譲る 勢力の当主を変更する。 更新 様々なデータの内容を変える。
※ 上記のスクリプト名をクリックすると、詳しい解説を表示します。
● 人物の姓名を変える
人物の姓名を変えるには、 「改名」を使います。
「改名」では、改名する人物、改名後の姓名と読みを設定します。
例:真田昌幸を武藤喜兵衛に改名
改名:(真田昌幸,武藤,喜兵衛,ムトウ,キヘエ)
◎ 姓名は、全角で各4文字以内。
◎ 読みは、半角で各9文字以内。
● 城主を変える
新たに城主を任命するには、 「城主任命」を使います。
「城主任命」では、城主にする人物と、城を設定します。
また、「城主解任」では、設定した城を直轄城にできます。
城主任命:(武将名,城) 城主解任:(城)
◎ 城名に「城」は付きません(清洲城なら「清洲」)。
◎ 実際に使用できる城名については、こちらで確認してください。
下記の例では、毛利元就に仕える主人公が評定に出ると、
元就より山吹城の城主に任命されます。
例:主人公が城主に任命される
太閤立志伝5イベントソース チャプター:{ イベント:山吹城の城主になる{ 属性:一度だけ|ひかえめ 発生契機:評定開始時(毛利元就) 発生条件:{ 調査:(主人公)!=(毛利元就) 調査:(大名家::毛利元就.存在) 調査:(人物::主人公.所属大名家)==(大名家::毛利元就) 調査:(城::山吹.所属大名家)==(大名家::毛利元就) 調査:(城::山吹.城主)==(人物::吉川元春) } スクリプト:{ 会話:(毛利元就,主人公)[[本日、申し渡すことがある]] 会話:(勲功家臣,毛利元就)[[何でございましょうや?]] 会話:(毛利元就,主人公)[[(主人公)!\n{二人称}を山吹城の城主とする]] 会話:(主人公,毛利元就)[[ま、まことでござりますか!?\nでは、(吉川元春.名)さまは…?]] 会話:(毛利元就,主人公)[[{吉川元春.名前}はこの城に戻し\n{一人称}を補佐してもらう]] 会話:(外交家臣,毛利元就)[[し、しかし{二人称}!]] 会話:(毛利元就,主人公)[[うるさい! 本日の評定はここまでじゃ\nこれにて解散!]] //外に出して評定から抜ける 施設出る: //主人公を城主に任命 城主任命:(主人公,山吹) ナレーション:[[こうして(主人公)は、山吹城の城主となった]] } } }
◎ もともと山吹城の城主だった吉川元春は、城主を解任されて家老になります。
● 勢力の当主を変更する
勢力の当主を変更するには「家督を譲る」を使います。
「城主任命」では、旧当主と新当主を設定します。
家督を譲る:(旧当主,新当主)
◎ 実行後、旧当主は家老として勢力に残ります。
下記の例では、今川氏真に仕える主人公が評定に出ると、
氏真より家督を譲られます。
例:主人公が家督を譲られる
太閤立志伝5イベントソース チャプター:{ イベント:今川家の家督を譲られる{ 属性:一度だけ 発生契機:評定開始時(今川氏真) 発生条件{ 調査:(状況::シナリオ)==(2)//「1568年昇龍の章」限定 調査:(大名家::今川氏真.存在) 調査:(人物::主人公.所属上司)==(今川氏真) 調査:(人物::主人公.身分)>=(部将) 調査:(人物::朝比奈泰朝.所属大名家)==(今川氏真) 調査:(人物::朝比奈泰朝.身分)>=(城主) 調査:(人物::朝比奈泰朝.イベント参加可能) } スクリプト:{ 代入城A:(人物::朝比奈泰朝.所属拠点) 会話:(小姓,今川氏真)[[(今川氏真.名)さま、<城A>の(朝比奈泰朝)が\n参られました]] SEスタート:(物音) 会話:(朝比奈泰朝,今川氏真)[[(朝比奈泰朝.名)、只今参上いたしました]] 会話:(今川氏真,主人公)[[うむ、これでそろったな\n…皆、よう聞いてほしい]] BGM変更:(イベント危機) 会話:(今川氏真,主人公)[[{一人称}には、父上ほどの器量はない\nこのままでは、当家は生き残れぬ]] 会話:(勲功家臣,今川氏真)[[も、もしや、いずれかの大名家に\n従属なさるおつもり{です}か?]] 会話:(今川氏真,勲功家臣)[[いや、違う\n今川家の栄光を取り戻すため\n{一人称}は当主の座を降りる]] 会話:(外交家臣,今川氏真)[[な、なんと!\nでは一体、どなたが当主に??]] 会話:(今川氏真,主人公)[[(主人公)!\n{二人称}、今日より今川姓を名乗ることを許す\n名は…、「義真」と改めよ]] 会話:(主人公,今川氏真)[[そ、それはどういう…?]] 会話:(今川氏真,主人公)[[{一人称}に代わって当家を統べよ]] 会話:(今川氏真,主人公)[[皆も(主人公.名)…、いや義真さまを当主と仰ぎ\n今川家を盛り立ててくれ]] 会話:(勲功家臣,今川氏真)[[ははーっ]] 会話:(主人公,今川氏真)[[お、お待ちください\n{一人称}にはとてもそのような…]] 会話:(朝比奈泰朝,主人公)[[(主人公.名)殿、腹を決められよ]] 会話:(今川氏真,主人公)[[次回の評定は義真さまが開催する\n今日の評定はこれまでじゃ]] 施設出る: ナレーション:[[(主人公)は今川義真と改名し\n今川家の当主の座に就いた]] ひとりごと:[[(これは、大変なことになった…)]] 家督を譲る:(今川氏真,主人公) //家督を変更 改名:(主人公,今川,義真,イマガワ,ヨシザネ) //ついでに改名 } } }
◎ イベント終了後、旧当主の今川氏真は家老になります。
● 様々なデータを変える
情報のプロパティのうち、 更新できるもの(「更新可能」の欄が「TRUE」の項目)は、 「更新」で内容を変えられます。
「更新」では、変更するプロパティと、変更後の内容を設定します。
例:主人公の悪名を最大にする
更新:(人物::主人公.悪名)(100)
現在の値を基準にして増減させたい場合は、「代入」を使います。
「代入」は、一時的に文字や数値をしまっておくコマンドです。
例:主人公の悪名を10増やす
代入a:(人物::主人公.悪名)+(10) 更新:(人物::主人公.悪名)(a)
◎1行目で、aという文字に、「現在の悪名+10」の数値を代入しています。
◎2行目で、現在の悪名をaの数値に変更しています。
※ 「代入」についての詳しい解説は こちらをご覧ください。
誰かに謀叛を起こさせ、独立させることができます。
ここでは、1つのスクリプトコマンドを使います。
独立 独立して新勢力を作る。
※ 上記のスクリプト名をクリックすると、詳しい解説を表示します。
「独立」は、下記の書式を使います。
独立:(独立する武将,独立する城,モード)
◎ 「モード」には、「通常」と「陪臣のみ」があります。 「通常」にすると、独立城以外の城も呼応して共に独立することがあります。下記の例では、織田家の林秀貞が独立します。
例:林秀貞、織田家から独立する
太閤立志伝5イベントソース チャプター:{ イベント:林秀貞独立す{ 属性:一度だけ|ひかえめ 発生契機:室内画面表示後(無効,自宅) 発生条件:{ 調査:(大名家::織田信長.存在) 調査:(主人公)!=(林秀貞) 調査:(主人公)!=(織田信長) 調査:(人物::林秀貞.所属大名家)==(大名家::織田信長) 調査:(人物::林秀貞.身分)>=(城主) 調査:(状況::空き大名家数)>=(1)//独立できるかどうか } スクリプト:{ //城Aに、林秀貞の居城を代入する 代入城A:(人物::林秀貞.所属拠点) //独立実行! 独立:(林秀貞,城A,陪臣のみ) 調査:(人物::主人公.所属上司)!=(林秀貞) 分岐:(真){ //独立城主が主人公の上司でない SEスタート:(忍者報告) 会話:(忍者,主人公)[[<城A>の(林秀貞)が独立しましたぞ]] ひとりごと:[[ほう、{林秀貞.名前}がのう…]] } 分岐:(偽){ //独立城主が主人公の城主である SEスタート:(忍者報告) 会話:(忍者,主人公)[[(主人公.名)さま!\n(林秀貞)さまが独立を\n宣言いたしましたぞ!]] ひとりごと:[[{林秀貞.名前}が独立!?\nそのような話、{一人称}は聞いておらぬぞ!!]] } スチル表示:(イベントスチル,出陣,無効,無効,フェード) ナレーション:[[<年>年<月>月、(林秀貞)は\nついに独立を果たした…]] スチル消去:(フェード) } } }
◎ 勢力の数が最大数に達している場合は、独立できません。
◎ 各勢力の最大数は、大名家=70、忍者衆・海賊衆=15です。
◎ 独立可能かどうかは「状況::空き大名家数」を使って調べられます。
誰かを登用する、仕官する、寝返るなどができます。
ここでは、1つのスクリプトコマンドを使います。
人物登用 人物を登用する。または寝返らせる。
※ 上記のスクリプト名をクリックすると、詳しい解説を表示します。
「人物登用」は、下記の書式を使います。
人物登用:(登用される人物,立場,登用する人物)
◎ 「立場」には、「直臣」と「陪臣」があります。
◎ 登用される人物が城主の場合、居城・陪臣ごと登用する人物の勢力に寝返ります。● 登用する・仕官する
下記の例では、主人公が甲府の町を訪れると、武田家に登用されます。
例:主人公が武田家に登用される
太閤立志伝5イベントソース チャプター:{ イベント:主人公が武田家に登用される{ 属性:一度だけ|ひかえめ 発生契機:拠点内画面表示後(甲府の町) 発生条件:{ 調査:(大名家::武田信玄.存在) 調査:(人物::主人公.所属勢力タイプ)==(浪人) 調査:(人物::内藤昌豊.イベント参加可能) 調査:(人物::内藤昌豊.所属大名家)==(大名家::武田信玄) 調査:(人物::内藤昌豊.身分)>=(部将) //主人公が内藤昌豊と面識がないときだけ発生 調査:(人物::内藤昌豊.面識フラグ)==(面識なし) } スクリプト:{ ひとりごと:[[ここが甲府の町か…]] 会話:(内藤昌豊,主人公)[[おい、そこの者]] 会話:(主人公,内藤昌豊)[[え、{一人称}ですか?]] 会話:(内藤昌豊,主人公)[[{一人称}は甲斐武田家に仕える\n(内藤昌豊)と申す]] 会話:(内藤昌豊,主人公)[[{二人称}、名は?]] 会話:(主人公,内藤昌豊)[[(主人公)でございます]] 会話:(内藤昌豊,主人公)[[うむ、(主人公.名)とやら\n本日より当家に仕官せよ]] 会話:(主人公,内藤昌豊)[[え? 今、何と…?]] 会話:(内藤昌豊,主人公)[[{武田信玄.代名詞}には{一人称}から\n申し上げておく]] //上記の{武田信玄.代名詞}は、ゲーム中は「御館さま」と表示される 会話:(内藤昌豊,主人公)[[早々に支度するがよい\nでは、城で会おう]] 会話:(主人公,内藤昌豊)[[ちょ、ちょっと!\n(内藤昌豊.姓)さま!]] ひとりごと:[[…な、なんだかわからぬが\n仕官することになってしまった…]] //主人公が武田信玄の直臣として登用される 人物登用:(主人公,直臣,武田信玄) ナレーション:[[(主人公)は武田家に仕官した]] } } }● 城主が寝返る
他勢力の城主を登用すれば、寝返りになります。
下記の例では、シナリオ「1560年 日輪の章」で主人公が織田家所属の人物のとき、
主人公が自宅に戻ると、徳川家康(松平元康)が織田家に寝返ります。
例:徳川家が織田家に寝返る
太閤立志伝5イベントソース チャプター:{ イベント:松平元康が寝返る{ 属性:一度だけ 発生契機:室内画面表示後(無効,自宅) 発生条件:{ 調査:(状況::シナリオ)==(1) 調査:(大名家::織田信長.存在) 調査:(大名家::徳川家康.存在)==(偽) 調査:(人物::主人公.所属大名家)==(大名家::織田信長) 調査:(人物::徳川家康.所属大名家)!=(大名家::織田信長) 調査:(人物::徳川家康.身分)>=(城主) } スクリプト:{ //城Aに、徳川家康の居城を代入する 代入城A:(人物::徳川家康.所属拠点) SEスタート:(忍者報告) 会話:(忍者,主人公)[[<城A>城の(徳川家康)が当家に降りましたぞ!]] ひとりごと:[[なに、{徳川家康.名前}が!?]] //徳川家康が織田信長の直臣として登用される //つまり、今川家から織田家に寝返ることになる 人物登用:(徳川家康,直臣,織田信長) スチル表示:(イベントスチル,大名臣従,無効,無効,フェード) ナレーション:[[<年>年<月>月、(徳川家康)は\n家臣を率いて織田家に寝返った…]] スチル消去:(フェード) } } }
◎ 徳川家康の城・家臣ごと織田家に寝返り、家康は織田家の城主になります。