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STORY

家康と三成、両雄激突!
関ヶ原――天下分け目の決戦を舞台に描く、壮大な朗読劇完全オリジナルストーリー!
昼夜で結末が変わる!?
「昼夜別エンディング」で全貌を見届けよ!

慶長5年。天下分け目の決戦を前にした4人の武将が、朝霞にけぶる関ヶ原の地に集った。
豊臣秀吉の死からわずか2年。徳川家康と石田三成、互いに譲れぬ信念の対決は天下を二分する戦いとなった。
そして藤堂高虎と大谷吉継、友誼の果てに見いだしたふたりの運命は――!
昼公演と夜公演で異なる結末を迎える、熱き武将たちの織りなす感動の物語にどうぞご期待ください!

<序盤シナリオご紹介>

○関ヶ原・西軍本陣・霧
開戦前、嵐の前の静けさ。関ヶ原が濃霧で覆われている。
山頂から見下ろす三成と吉継。


◇画面・慶長5年(1600) 関ヶ原 西軍本陣
三成「くっ、霧で視界がきかない……。何も見えぬ。島津はどこへいった? 立花は間に合うのか? 吉継は……」
吉継「落ち着け、三成。俺はここにいる」
三成「俺は冷静だ! 俺は……家康に勝たねばならん、何としても!」
吉継「心配無用だ。お前には俺がいる」
三成「吉継……。ああ。霧の向こうにあるはずの勝利に、俺を導いてくれ」


○関ヶ原・東軍本陣・霧
山頂を見上げる高虎と家康。
高虎「霧か」
家康「三成に霧の先は見えておるまい。だが、わしには見えておる、しかとな」
高虎「家康様」
家康「高虎、首尾はどうか」
高虎「はっ! 必ずや三成の首を取ってご覧に入れます」
家康「そうか、期待しておるぞ。――わしは、これまで、人々の未来、泰平の世という重き荷を背負い、長き道に、着実に歩を進めてきた。その歩み、とめられぬよ。ただ勝つべくして勝つのみだ」


○関ヶ原・西軍本陣・霧
三成が号令する。
三成「今こそ、秀吉様のご恩に報いるとき! 家康の暴政を打ち破り、我らの明日を取り戻すのだ! 全軍、進め!」


○関ヶ原・東軍本陣・霧
家康が号令する。
家康「もはやこの世に悲しみは要らぬ。三成のことごとくを討ち滅ぼし、泰平の礎とせん! 皆の者、出陣ぞ!」

※SE:ホラ貝

  • ※シナリオは制作中のものです