ギャラリー

速水 奨
ジュリアス役

アフレコを終えてのご感想をお願いします。

久しぶりにゲームでジュリアスを演じたのですが、やっぱり『アンジェリーク』という作品は、乙女の恋する心にすごく寄り添った作品なんだな、と改めて感じましたね。非常にツボを押さえています。各キャラクターにすごくバリエーションがあって、絶対この中に好きな人がいると思います。僕は「ブライアン」が気になってます。ジュリアスとブライアンの絡みもあるかも…?(笑)
あと、このゲームを収録するにあたって、キャラクターの根本をまとめた設定資料をいただきました。その根本を大事に演じてほしいというオーダーがあったので、一番最初に『アンジェリーク』という作品に出会い、ジュリアスを演じた時ととても近くなっていると思います。

ご自身の演じられているキャラクター「ジュリアス」の魅力を教えてください。

コミックス(※コミック小学館ブックス連載)で少年時代のジュリアスのお話がありましたよね。 あれを読んで、とっても納得する部分がありました。物心ついたときから守護聖になるべく育てられて、ジュリアスはジュリアスであらねばならなかったんですね。 親の愛情とかも肌身で受けていないというか…。義務とか宿命とかにがんじがらめにされた少年期を過ごしてきたんですね。そんな、ストイックすぎる彼が、アンジェリークに出会い想いを寄せる。その想いの寄せ方もまた不器用なんですよ。 女王を支えなければいけない守護聖なんだけれど、その職務と、アンジェリークに対する想いとの間で悩み苦しむその辺の感じが見ていてちょっとおもしろかったかな。

「ジュリアス」とご自身との共通点はありますか?

ほとんど無いですね。でも、幼き頃は私も優等生だったので、そこが似ているかな。自分を律する強さというのは、忘れちゃいけないと思うんですよ。世の中「これもいいんじゃないの」「あれもいいんじゃないの」と全てを許してしまうと、まとまりがなくなってくるというのかな。それは色んな国際情勢を見てもそうなんですけど。基本的な、生きていくうえでの倫理観が必要なんじゃないかな。だから僕もジュリアスの生き方から、「もう一度おのれを律して、背筋を伸ばして生きていかなければ」と、勉強させられました。

もしご自身が女王候補となった場合、”恋か使命”、どちらを選びますか?
また、その理由も教えてください。

僕は使命を選ぶと思います。だって恋はいつでもできるじゃないですか。引退してから恋すればいいじゃないですか。女王は今しかできないんですよ!今ですよ、今!

最後に、読者・ファンの方々へ一言メッセージをお願いいたします。

恋愛シミュレーション・女性向けゲームの元祖である『アンジェリーク』がこういう形で新しく生まれ変わって、きっと皆さんのハートにストライクだと思うんですよ。思いっきりときめいて、思いっきり恋に落ちてほしいな。男子もやったらどうだろう?(笑)それぞれの守護聖のバックボーンや生い立ちなど、色んな事がどんどん明らかになってきて、それぞれのキャラクターに、より深みと広がりがでてきていて、魅力が増していると思います。これはぜひ皆さん、プレイをして体感してほしいと思います。

※掲載されている画面写真は開発中のPlayStation®Vita版のものです。