主人公は、恋人を事故で失ったカメラマン
黒澤 怜です。
怜は、夢の中で死んだ恋人を追って奇妙な構造の日本家屋へ入っていき、刺青が浮かび上がる霊たちに襲われます。眠りから覚めた怜の体にも次第に刺青が広がり、この呪いを解く手がかりを求めて眠りの家を探索し始めます。
眠りの家で撮影した写真は、目が覚めた後もフィルムに残っています。
その写真を調べることで、いにしえの儀式の秘密が明らかになっていくのです。
怜は、
雛咲深紅、
天倉 蛍と共に夢と現実を行き来しながら、眠りの家の最奥へ向かっていきます。
「残された者の痛み」「落ちた水、涙はどこに行くのか」というテーマで物語を作りました。
主題歌は、
天野 月さん(当時は
天野月子名義)の『
聲』を書き下ろしていただきました。この主題歌には、天野さんが近しい人を亡くした体験をもとに作られたと聞いています。ですので、曲をお願いすると「曲はすでにできている」と言われたことを覚えています。