自然と融合した巨獣

自然と融合した巨獣
燃え盛る溶岩、吹き荒ぶ氷雪、
立ち込める瘴気 ─
あづまの国の厳しい大地を生き抜いた獣たちが、
その身に自然そのものを宿して、
獣狩の前に現れる。
彼らはそれぞれ縄張りを持ち、
侵す者を襲い来る。
ただ生きるために。
それは獣でも獣狩でも変わらない。
立ち込める瘴気 ─
あづまの国の厳しい大地を生き抜いた獣たちが、
その身に自然そのものを宿して、
獣狩の前に現れる。
彼らはそれぞれ縄張りを持ち、
侵す者を襲い来る。
ただ生きるために。
それは獣でも獣狩でも変わらない。

ヤマウガチ

人里近くに現れる獣では、最も大きく恐ろしいとされる。
多数の眼は獲物を逃さぬよう発達したもので、普段は嗅覚を頼り閉じているが、
縄張りを侵すものあれば見開かれ、四方に睨みを利かせる。周囲の破壊をも構わず
獲物を襲う様はまさに「山を穿つ」獣である。


