「軍事」コマンドには、他国に攻め込む「攻略」、「共闘」、大名の拠城を決める「布武」、配下武将や物資を移動させる「配属」、「輸送」、臨時に兵を徴収する「徴兵」、そして大名規模が覇者以上で選択可能な「決戦」の7つがある。

合戦には基本的に2種類の形があり、守備側部隊が迎撃に出た場合は野戦、城に立てこもった場合は攻城戦が展開される。いずれも、3D空間を舞台にリアルタイム(進行スピードや一時停止も設定も可能)で進行するため、コントローラを握る手にも、自然と力が入るというもの。素早く的確な判断を下せる、戦上手になりたい。

野戦では、敵本陣を占拠するか、敵総大将を退却、壊滅、内応のいずれかを達成すると勝利。最大30日の制限日数内で決着がつかなかった場合は、守備側の勝利となる。
攻守の戦力が拮抗していると野戦になることが多いようで、双方ともに出陣部隊が多い場合などは、「決戦」さながらの大規模な合戦となるケースも。多数の部隊が激しくぶつかり合うシーンの迫力はなかなかだが、戦況を把握して命令を下すのは、ひと苦労。
砦や本陣をめぐる攻防が、野戦での最大のポイント。砦を陥落させれば、戦況は攻撃側に大きく傾く。
攻撃側が野戦に勝利した場合や、守備側が城にこもった場合は、政略コマンドを実行する領地そのものが戦場となる。攻撃側にしてみれば、なんの思い入れもない町並みを破壊するのは痛快だが、守備側はたまったものではない。
攻撃側は、本丸を陥落させるか、敵総大将を壊滅、または内応させることで勝利となる。守備側は、敵本陣の占拠、敵総大将を退却、壊滅、内応のいずれかを達成するか、制限日数いっぱいまで持ちこたえれば勝ちだ。
攻城戦では、矢倉が戦況を左右する重要な施設。攻撃側は矢倉を攻略することで、戦術が使えるようになる。

本丸攻略の前哨戦ともいえる町並みの破壊には、金銭や兵糧の獲得のみならず、家宝の発見、城の守りを弱めるという効果が期待できる。
でも本音をいうと、城下の破壊そのものが痛快! 病みつきになってしまう、といってもいいかも。


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