シリーズ誕生20周年目の作品となる、Windows版『天下創世』のリリースから早半年。いよいよPS2版がリリースされ、21年目の新たな歴史の幕が開いた。
シリーズ初の3D画面による政略&合戦システムは、年季の入った『信長』ファンにとっても、今回がシリーズ初プレイというユーザーにとっても、斬新かつ興味深いもの。箱庭のような領内で繰り広げられる人々の営みは、ただただ眺めているだけでも微笑ましく楽しい。
日本各地には、四季折々にさまざまな表情を見せる、全100もの城が広がる。プレイヤーは戦国大名のひとりとなり、野望渦巻く戦乱の時代を生き、全国制覇をめざして歴史を綴っていくのだ 。

ファーストプレイから選択できるシナリオは、1551年春の「家督相続」、1560年春の「桶狭間合戦」、1570年晩秋の「信長包囲網」、そして1582年夏の「本能寺の変」の4本。さらに通常シナリオクリア後には3本のボーナスシナリオが用意されており、たっぷりと心ゆくまで“信長三昧”の日々を送ることができるはず。
CPUの思考ルーチンも強化されているので、Windows版をプレイしたユーザーでも楽しめる。
気になる登場武将のグラフィックは、PS2版リリースにあたり、すべて新たに書き下ろされている。
収録された全シナリオを通じて、延べ300種類以上もの大名家のシチュエーションを体験できる。
プレイヤーによってマシンスペックが異なるということがない、つまり、“誰でも快適にプレイできる”ことがベースにあるので、「動きが重い」といったストレスを感じさせないのがウレシイところ。
PS2の描画能力を活かした自由度の高いカメラアングルや、合戦での華やかなエフェクト(視覚効果)もPS2版ならではの大きな特長。

ゲームレベルは、「入門」「初級」「上級」「超級」の4段階から選べるので、ビギナーからマニアまで気持ちよくプレイできるのだ。
実際に操作しながら基本的なルールを学習できる、タメになるモード。
各コマンドの役割を把握するためにはもちろん、合戦時にオロオロしないように、ファーストプレイの際には予習しておくとよいです。

進行&解説を務めるのは、信長の父・信秀殿。
合戦シーンの操作方法は、しっかりとマスターしておきたい。


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