参加当初から1/3までに絞り込まれた12頭。出遅れる馬もなく綺麗なスタート。前団9頭による熾烈な先行争い。10番リトルマイランドがハナを切る。800m付近で馬群はばらけ気味になるが先頭から最後方までに大きな差はない。通過タイムは44秒3。3角付近から6番ファイナルアラームが先頭に並び掛ける。4角にさしかかって各馬スパート。
直線先頭はファイナルアラーム。他馬と脚色の差が無く、4角までに稼いだリードを保っている。4番クラシックフェアーが徐々に差を詰め2番手に。残り100mを切ってファイナルアラームは一杯になり、クラシックフェアーと馬体が合う。内からは直線途中で自慢の切れる脚を繰り出したピュアプレセリオが迫る。1番オジャルシュアリーもいい脚で伸びてきたが前にファイナルアラーム、左右にクラシックフェアー・ピュアプレセリオと、完全に行き場を失ってしまう。ファイナルアラーム、もはやこれまでか、という状況になるがここから本領を発揮。クラシックフェアーに並び掛けられてから驚異の勝負根性を見せ、逆に半馬身差を広げて見事1着でゴール。1600mでの優勝を飾った。
This is KEIBA ! 直線の叩き合いはなかなかの見応え。決勝戦にふさわしい好勝負だった。勝ったファイナルアラームは通算成績1-1-1-0。2着のピュアプレセリオが0-1-1-1。
3着のクラシックフェアーが2-0-1-0、4着のオジャルシュアリーも2-0-0-1と、予選で勝利していない2頭が上位を占めるあたり、今回はかなり展開の妙が出たようだ。特に影響が大きかったのがオジャルシュアリーであろう。後方待機には不向きな1枠1番、しかも直線は完全にアンコの状態。競馬にタラレバは禁句だが、もしもう一度決勝を行えば結果は変わっていたであろうことがうかがい知れる一戦であった。
8着に入ったエムズテラミスまで、賞品を送らせていただきます。御参加いただいた馬主の皆様、ありがとうございました。
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