STORY−Final Stage
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U−1は、戦いによらずにキラを制し、すべての「伝説のギタル」を自分のギタルに集約した。「それがギタル本来の姿。すごい力を持っている」と語るミランダ。「やったなぁ、U−1。やれたじゃないか」と、プーマもうれしそうだ。

その「力」を欲してやまない者がまだひとり、ギタルマンを狙っていた。グラビリン帝国の支配者・ゾーイだ。
もはやつき従う部下もなく、頼るは自分の力のみ。だが彼は、すでにずっとそうして生きてきた。邪魔者を倒し、力ですべてを征する覇王の道。そのために、「伝説のギタル」がどうしても必要だ。ならば手に入れる。

「おまえには何もできない。オレを倒すなどムリ! だ」とU−1をなじるゾーイ。「できる」と反論するU−1。地球でさんざんカズヤにやりこめられてきた会話パターンだ。U−1の声がだんだん小さくなる。
だが、地球でのやりとりとハッキリ違うところがあった。U−1が、言い負かされて折れないのだ。

折れない心。
あきらめない心。
自分を信じる気持ち。
人を支える、一番大事なスピリット……「勇気」が、U−1に芽生えたのだ。
U−1の言葉に呼応するように、「伝説のギタル」が光り始めた。
「ボクにだってできるよ! だって、だってボクは……」
光がU−1の全身を包む。そして……