2015年3月25日 版

「覚醒の章」導入を経た今後の運営方針について

『信長の野望 Online』プロデューサー、渡辺知宏です。
日頃『信長の野望 Online』をご愛顧いただきまして、大変ありがとうございます。
「覚醒の章」発売以降、みなさまから多くのご意見をいただき、大変感謝しております。
今回はそうしたご意見を踏まえ、今後の運営方針に関して軸足をどこに置いていくのかと、それに伴うアップデートの概要について、みなさまにお伝えいたします。


運営方針───2つの主軸

「覚醒の章」のコンセプトを実現していく大型アップデートをリリースすることと並行して、以下の2つを運営方針の主軸に据えて、みなさまのご要望に応えていきたいと考えています。

● 既存コンテンツのバランス調整と改善を優先する

先に実施したアンケートで、最も望まれているのは“既存コンテンツの改善”であるという結果が出ました。これを踏まえて、まずは既存コンテンツのバランス調整と改善に注力したいと考えています。
その中でも「すべては天下統一のために!」というコンセプトを実現する“侵攻戦”について、より多くの方々に楽しんでいただけるよう、最優先で調整を行います(現在検討中の調整内容は、次項に記します)。
また、その他の既存コンテンツについても随時改善していく予定です。こちらは、対象コンテンツとその改善内容等が決まり次第、お伝えします。

● 攻略コンテンツのさらなる追加を行う

“大名物”探索依頼は、週単位の成長コンテンツとしてデザインされていますが、それだけでは足りず、その上にさらに目標となる攻略要素が必要であると認識しています。そこで以下のように段階を踏んで、攻略コンテンツの拡充を実施していきます。
まずは2015年5月に、以前よりご要望があった、“攻城戦”をシネマティックバトルを主体としたクエストでも攻略できるモードを追加します。その後、多くの方に攻城戦ストーリーをご体験いただけた段階で、攻城戦のシナリオを追加する予定です。
そして、その次の目標となる“大きな攻略要素”は、天下統一戦の新シーズン開始(2015年夏)に合わせてのリリースを予定しています。新シーズンでは新大名を参戦させますが、その新大名の拠点となる新ゾーンが攻略要素の舞台となります。
また上記よりも規模は小さくなりますが、「覚醒の章」第二陣では、歴代ボスの攻略コンテンツなどを導入する予定です。このように攻略コンテンツについては、様々なものを随時追加していきます。


侵攻戦───調整と改善

以下の調整や改善、仕様の追加を、4月からできる限り早く対応していきます。
以下の内容は本日(2015年3月25日)時点での試案であり、実装までにさらなる検討を進めてまいります。また、ここに挙げた以外にも侵攻戦の改善点の洗い出しを行っています。

1. 攻守間で参加プレイヤー数が偏っているケースへの対処

戦果差が開いた際に、劣勢側に援軍が到着し、局面の打開を図ります。これにより優勢側にも、敵の援軍をいかに排除するか、といった攻略要素が生まれます。

2. 罠の調整

以下のように細かな調整を行い、罠に左右され過ぎないバランスの取れた姿を目指します。
 ・罠の発動までの時間を延ばす
 ・町や城での罠の効果範囲を狭める
 ・罠に連続でかからないようにする
 ・罠を解除するアイテムをNPC“軍監”から入手できるようにする
 ・“罠解除”の手柄を増加する
 ・足止め効果時間を減少させる など

3. 参加人数の調整

野外、町、城、それぞれの侵攻戦に適した最大参加人数を設定し、密集のため混乱した状態となることを防ぎます。その際、最大参加人数を少なく設定するエリアでは、侵攻戦へのトータルの参加人数が制限されないように、複製ゾーンをより多く生成するなどの対処を行います。

4. 門前封鎖のさらなる対策

味方本陣側の兵種不可エリアで、味方だけは兵種を使用可能にします。さらに大筒などの範囲攻撃を可能とする兵種の追加も行い、密集した敵軍を効率よく排除できるようにします。


ご案内は以上です。みなさまのご期待に添えるよう、スタッフ一同、頑張ってまいります。
今後とも『信長の野望 Online』をお引き立てくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

『信長の野望 Online』プロデューサー
渡辺知宏