2008年8月6日 版
“九州三国志”の調整について
「争覇の章」のメインコンテンツの1つとして導入した“九州三国志”は、リリース以来多くのプレイヤーの皆様に楽しんでいただいております。そして、皆様の“九州三国志”の進行に伴い、多くのご要望が寄せられました。
リリースから4ヶ月を越えた今、ようやく皆様のご要望にお応えできるアップデート第1弾を本日、8月6日(水)にご提供できる運びとなりました。
現状の“九州三国志”においては、九州の3勢力の所属プレイヤーの偏りの問題、堺・南蛮街への移動が勢力によっては負担が大きい問題、友好度の取得が一部のNPCに限られている問題の3点を認識しております。
そこで、本日のアップデート第1弾では、それぞれの問題を以下のように改善いたします。
- 勢力間の移籍費用を廃止し、3勢力の友好度の合計を“高千穂ダンジョン”への侵攻条件とする
- 早馬にて堺・南蛮街への移動を可能とする
- 各陣の副将NPCから取得できる友好度を増加させる
8月27日(水)に予定しているアップデート第2弾では、“九州三国志”の合戦場ステージや城ステージの攻略が、実質として“高千穂ダンジョン”への侵攻条件を満たすためにしか行われていない問題に対処します。
具体的には以下の内容を予定しております。
- 入魂材++、夏姫幻晶のドロップを城ステージに追加
- 城ステージで獲得できる友好度・潜在能力熟練度の増加
- 城ステージのクエスト進捗を初期化する機能の追加
- 上位神秘石交換アイテムの追加
- 武将固有神秘石の入手確率の上昇
これらは“九州三国志”の攻略でも相応の報酬が得られることにより、プレイヤーの皆様が思い思いの目標を持って、“九州三国志”を楽しんでいただけるようにすることを目指したものです。
“高千穂ダンジョン”の調整について
「争覇の章」では“九州三国志”の次の攻略目標として、14人のプレイヤーによる新しい侵攻型ダンジョンである“高千穂ダンジョン”を導入しました。
“高千穂ダンジョン”は「破天の章」の陸・海・空ダンジョンを進化させた新しいタイプの高レベルダンジョンとすることが我々の目指したものでしたが、現状では難易度と報酬のバランスが偏っていることから、クエストをあえて進めないなどの不自然な遊びかたがされており、ここに調整の必要があることを認識しております。
そこで、8月27日(水)に予定しているアップデートで以下の調整を行います。
- 「神々の森」(イソタケル)の難易度の調整
- “高千穂ダンジョン”のクエスト進捗を初期化する機能の追加
これらは、上位に行くほど難易度が高まり、報酬も増加するというコンテンツ本来のバランスを目指すとともに、侵攻途中のクエストが壁となり、進むことも一度クリアしたクエストを繰り返すこともできなくなる問題に対処するものです。
「破天の章」の陸・海・空ダンジョンのように、一度クリアしたクエストに繰り返し挑戦できるようにすることも検討しておりましたが、“高千穂ダンジョン”の報酬の価値の大きさが現状のゲームバランスに与える影響を考慮し、今回はこの形となりました。
“陣取戦”の調整について
「争覇の章」では、それ以前の合戦を“陣取戦”として、仕様を変更してリリースしました。
『信長の野望 Online』の合戦は、ゲームの中核を成すものであり、勢力コミュニティーを育むコンテンツとして長い間親しまれてきたものです。
「争覇の章」にて“大決戦”を導入し、それを勢力の趨勢を決定する重要なコンテンツであることを強調するために、従来の合戦である“陣取戦”を現状の仕様としましたが、これについて非常に多くの改善要望をいただきました。改善要望は大きく2つに分けられ、1つは“陣取戦”の実施時間がプレイヤーの皆様のニーズに適応したものでなかったこと、もう1つは勢力の趨勢に与える影響が少なすぎ参陣する意義が弱くなったこと、でした。
これは『信長の野望 Online』の合戦をより魅力あるコンテンツにしようとする中で、これまでに磨かれてきた“陣取戦”の魅力を、あまりに性急に“大決戦”に移行させようとした結果、犠牲にしてしまったということであり、我々の深く反省するところとなりました。
8月6日(水)のアップデートにおいて、まずは改善要望の多かった陣取戦の実施時間を、メンテナンス時間の変更に合わせて調整します。
続いて8月27日(水)のアップデートにおいて、“陣取戦”の外交システム上の位置付けを見直します。
具体的には1週間の“陣取戦”の各陣について勝敗の概念を復活させ、合戦の攻撃側・防御側に関係なく敗北した陣ごとに当該国の最大国力が1減少する仕様とします。現在国力への影響は従来通り、総合戦果による判定といたします。
時間や参加人数に制限のない“陣取戦”を旧来のようにお楽しみいただけることを願っております。
“大決戦”の調整について
「争覇の章」から導入した“大決戦”は、国勢を決定する最重要な一戦であるとともに、「争覇の章」以前の合戦での問題点を解決することを目的として開発しました。しかしながら『信長の野望 Online』の中核を成す合戦コンテンツとして機能するには不十分な点があり、プレイヤーの皆様から多くのご指摘をいただきました。
具体的に我々が問題として認識しているのは以下の点であり、8月27日(水)のアップデートにおいて、それぞれ対応を行います。
- 参加人数制限の仕様が柔軟さを欠くものとなっている
→“大決戦”第1合戦場の入場可能人数を100人から150人へと拡張するとともに、
第2、第3の合戦場が開く条件を緩和する。
※第2、第3合戦場の入場可能人数は100人です。 - 攻撃側と防御側の最大国力に対するリスクのバランスが取れていない
→“大決戦”の勝敗の最大国力に対する影響を以下とする。
勝 利 引き分け 敗 北 攻撃側 +20 0 −10 防御側 +20 +10 −20 - 勝敗がつかない場合が多い
→戦果差による勝利条件を緩和する。 - 徒党を組むことが必須となっており、プレイの自由度が少ない
→赤ネームNPCの襲撃範囲を縮小し、行動範囲を広げる。
→対人戦の意義を高めるために“勝利の栄誉”で武功を得られるようにする。
さらに獲得した“勝利の栄誉”が勢力の勝敗にも貢献する新たな仕組みを導入する。
以上の修正により、“陣取戦”と“大決戦”の2つのシステムが有効に機能し、『信長の野望 Online』の合戦が、より一層魅力的なものとなることを望んでおります。
「争覇の章」におけるこれらの問題は、リリースからそれほど時を待たずしてプレイヤーの皆様からご指摘をいただいていたところでありました。その対応がこの時期になってしまったことは我々としても反省するところであり、今後はもっと迅速に対応できるようにしたいと思っております。
貴重なご意見の数々、誠にありがとうございました。
これからも『信長の野望 Online』をよろしくお願い申し上げます。