コーエーテクモ競馬新聞 メイントピック

第11回 「牝馬の時代」

 
今週末には春の3歳女王を決めるオークスが行われます。
下馬評ではブエナビスタの断然ムードが漂っていますが、
レッドディザイア、ディアジーナ、デリキットピース、ブロード
ストリートなど伏兵陣も水準以上の顔ぶれといえ、見応え
十分のレースとなりそうです。

ところでここ数年、牡馬顔負けのレースぶりでファンを
魅了する牝馬達の活躍が目立っていますね。
年度代表馬に選ばれたウオッカ、 37年ぶりに
牝馬として有馬記念を制覇したダイワスカーレットは、
まさに 「牝馬の時代」 を象徴する存在です。

また、この傾向は日本だけに留まらず、海の向こうでも
同様となっています。 欧州では、昨年無敗で凱旋門賞を
制したザルカヴァ、BCマイルを圧勝して世界最強マイラー
に輝いた ゴルディゴヴァ などが、 その代表といえるでしょう。

さらに、米国でも2年前のベルモントSで、あのカーリン (全米年度代表馬 2回) を競り落として
優勝したラグズトゥリッチーズや、 今年のプリークネスSを 牝馬としては85年ぶりに制した
レイチェルアレクサンドラ などが出ています。

ブエナビスタが無事にオークスを通過すると、 凱旋門賞へ挑戦するプランが発表されています。
今後も、牝馬達から目が離せませんね。

(以下、次回に続きます)
開発<O>