適応能力ってなに?

ざっくり言うと レース傾向の地域差 日本のGⅠでは

リオンだよ

今度はレース傾向が馬にどう関係してくるのか、話してみようかな

ざっくり言うと

競走馬の能力のひとつで、レースにレース傾向があるように、
競走馬にもレースへの適応能力があるよ

レース傾向と同じ名前の「瞬発戦」「持久戦」「消耗戦」っていう能力だよ

瞬発戦、持久戦、消耗戦などのレース傾向に対する馬の適応度合いを表していて、 その能力が高いほど、その傾向のレースで勝利しやすいんだって

その傾向への適応能力が高ければ、
実力以上の走りができるかもしれないし、

適応能力が低いと、100%の実力を発揮するのは難しいみたい

レース傾向の地域差

実力を存分に発揮させようとしたら、競走馬の育成には、レース傾向に合わせて適応能力を高めていくのが大切ってことだね
もともと生まれ持った能力にも違いがあるし、それぞれを活かしたレースを考えていくことになるけど、大前提として「どこでレースをするのか」というのもあるね

というのも、地域によってレース傾向に違いがあって

日本:「瞬発戦」が多く「持久戦」も発生する
欧州:「持久戦」が多い
米国:「消耗戦」が多い

っていう特徴があるんだって

最初は日本の競馬場を舞台に活躍することになりそうだけど
種付けを考えたり、遠征したり、牧場を海外に開いたり、
いろんな機会があるから、将来を見据えて考えていこうね

日本のGⅠでは

日本国内の主要なGⅠのレース傾向をまとめてみたよ

レース名主な レース傾向
フェブラリーステークス消耗戦◎
高松宮記念瞬発戦◎
大阪杯瞬発戦○
桜花賞瞬発戦◎
皐月賞持久戦◎
天皇賞(春)持久戦◎
NHKマイルカップ瞬発戦○
ヴィクトリアマイル瞬発戦◎
オークス瞬発戦○
日本ダービー瞬発戦⦿
安田記念瞬発戦◎
宝塚記念持久戦◎
スプリンターズS消耗戦◎
秋華賞瞬発戦○
菊花賞持久戦◎
天皇賞(秋)瞬発戦⦿
エリザベス女王杯瞬発戦○
マイルチャンピオンシップ瞬発戦◎
ジャパンカップ総合戦◎
チャンピオンズカップ消耗戦◎
阪神ジュベナイルフィリーズ持久戦○
朝日杯フューチュリティステークス持久戦○
ホープフルステークス持久戦○
有馬記念持久戦◎

日本の大レースは、全体的には「瞬発戦◎」が多い、かな
とはいえ、天皇賞(春)、有馬記念では「持久戦◎」、
スプリンターズステークスは「消耗戦◎」、
ジャパンカップは「総合戦◎」だね

大レースに幅広く適応できるように、と考えると
まずは、瞬発戦の適応能力を高めつつ、
牡馬3冠や宝塚記念・有馬記念を狙う馬は持久戦も

という感じで育成していくのがよさそう、かな

適応能力の大切さがわかったかな?