今この日誌を書いてて、ペンがとっても軽いの。なんでかって? だって、あのマカーブルをとうとう追い払ったんだもん!
マカーブルのやつ、どうやってか知らないけどアタシたち毒蜂一派の行き先を調べてて、リスボンとセビリアまで追いかけてきたの。

リスボンでは、街にいた航海者のみんなの協力で追い払うことができたの。でも、戦闘用ガレオンに乗ってる部下までつれてきてたのよ。だからね、戦場でアイツに言ってやったわ!女性を口説くのに戦闘用ガレオンなんて必要ないのよ!ってね。
でもね、アタシあのときちょっと怖かったんだ。マカーブルのやつ頭が悪いから、勘違いして次にもっと強い船をつれて来るんじゃないかって…。



でね、セビリアで嫌な予感が的中しちゃったの…。重ガレオンよ!信じられる!?
ユミルカ、ニナのちびっこ二人がいっしょになってみんなに呼びかけてくれたんだけど、今回ばかりはどうなっちゃうのかなって思ってた。みんなやられちゃうんじゃないかって。ドキドキしながら戦ってたんだ。
そしたら、その戦場にホセさんが通りかかったの! 危ないから逃げてって言ったんだけど遅かったみたい。マカーブルがホセさんの船に襲いかかって…。


そこでアタシもカチンときたわ!あの男、もう許せない!懲らしめてやろうと思ってセビリアまでつれて行ったの。
そこからは、アタシの大人の女としての腕の見せどころだったわ。甘い言葉でマカーブルを手玉にとって、カリブまで追っ払ってやったの。今ごろアイツ、カリブの海でどこにも存在しない海賊を探しまわってるはずよ。



最後はやっぱり毒蜂一派のテーマでみんなにお礼をしたの。徹夜までして作ったかいがあったよ。明日はお昼過ぎまでゆっくり寝ようかなぁ。
マカーブルは追い払えたし、毒蜂一派には仲間がたくさん増えたし…。それから、ちびっこ二人もアタシが大人の女だってわかったみたいだったし。これでようやく本業に戻れそう!
さあ!明日もハニー・ビー号は元気いっぱい出航するぞ!!


地中海の風に乗り〜 自慢の船を走らせる〜
それは誰だい? 誰なんだい?
地中海の無名の大物! 毒蜂一派のおでましさ〜

嵐の海もへっちゃらさ ハニー・ビー号!
セイレーンですら みとれるフォルム!
今日も駆けるぜ 大海原を!

ピンクの帆には幸せが! 真っ赤な蜂には魂が!
誰もが知ってる あこがれる
地中海の無名の大物! 毒蜂一派のおでましさ〜


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