1:アフレコを終えてのご感想をお願いします。
最初に芹沢くんを演じた時は「無口?」と言うくらい喋らなかったんですが、今回皆さんのお声をいただいて、恋愛キャラに昇格できました。前回と比べ物にならないくらいボリューミーにセリフをしゃべらせていただきました。 収録に入る前に、前作の音声を聞いたんですが、ものの見事にプレーンでして…。その頃に比べると、僕も色んな現場に出させていただいて、身についたものがあるので、元の「何もない状態」に戻すのに苦労しました。でも途中からは、比較的自由に楽しくやらせていただきました。

2:ご自身の演じられた「芹沢 睦」の魅力を教えてください。共通点はありますか?
恋愛に対してニヒルなところです。セリフの中で「癪に障るんですよ」というセリフが出てくるんですが、それがすごい彼っぽいなと、今まで見えていなかった彼のストイックな部分が見えます。
共通点は、他のキャラクターに比べて、奥手なピュアな感じのする恋愛の仕方をするところでしょうか。あと、神南には偉大な先輩が2人いるんですが、「いつか追い越してやる」ともくもくと考えているところが似てるかもしれないと思いました。不言実行タイプなんです。僕には、あんなにテキパキと事務はこなせませんが(笑)

3:『金色のコルダ3』芹沢を演じた時と、今回演じた時で、キャラクターに新たな発見などはみられましたか?
前作だと、よき後輩・執事・秘書として神南の先輩2人に仕えていたんですが、今回恋愛ルートができたことで、彼の砕けた顔やテレ顔、焦ったところなど、と色んな面が見られました。また、このお話をやらせていただいて、実は彼はアンサンブルよりもソリスト向きだとか、音楽家としての自己主張や自我などが強い面もあるんだな、と思いました。
[インタビュー後半]

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