女王陛下が、女王候補たちのために開いた舞踏会。 着飾った人々の集う会場で夢のような時間が始まる――。 「よろしければ私と一緒に踊っていただけますか?」 ワルツの調べにのってリードするリュミエール。 ドレスアップした主人公に優しく微笑みながら 羽のように軽く、流れるように優雅にステップを踏んでいく。 「守護聖と女王候補…それ以外ではないはずなのに どうして胸がざわつくのでしょう」 自分の気持ちに気づいて、リュミエールは少しとまどう。 「もう少しだけ、あなたの時間を私にいただけませんか? このままあなたの手を放すことは私にはできそうにないのです」