夜分、主人公のもとを訪れたジュリアス。 ふたりで出かけた月明かりの公園は、昼間とはまた違った美しさを見せていた──。 月光に照らされた女王像の前で立ち止まり、先代女王の思い出を語るジュリアス。 幼くして聖地に来たジュリアスは、先代の女王を敬愛するとともに母のように慕っていた。 ジュリアス「先代の女王陛下は私の年齢を案じてか、よくお声をかけてくださった。 その期待にお応えしたくて、懸命に努力したものだ」 ジュリアスの心の一端をかいま見ることができたのは 人の心を近づける、夜という時間の魔法かもしれない…。