時は明治――
世界を滅ぼしたオオマガドキの災厄。
連綿と続いてきた「表の歴史」が滅び、
魑魅魍魎が闊歩する「裏の歴史」が世界を飲み込み始める。

遥か北の地に大量の“鬼”が出現し、人里を蹂躙しながら南下を始めた。
それを迎え撃つために横浜に展開した“鬼”を討つ戦士モノノフたちは、
“鬼”と激闘を繰り広げながら横浜の市街を防衛していく。

その最中、巨大な“鬼”が上空に現れ、
一人のモノノフが“鬼”が開いた鬼門に飲み込まれる。

そして十年後――
西の果てにある「マホロバの里」に、
一人の記憶喪失のモノノフが流れ着く。