『討鬼伝』の続編、登場!

極

オオマガドキを巡る戦いから三月―
ウタカタの里は、しばしの安寧の中にあった。

しかし、その平和は突如破られる。
北から未知の”鬼”が現れ、「中つ国」の守りを喰い破ったのだ。
霊山より派遣された精鋭「百鬼隊」。
霊山に従わず、独立不覊(どくりつふき)を貫く「シラヌイの里」。
そして暗躍する秘密組織「陰陽方」。
それぞれの思惑を秘めた者たちが今、ウタカタの里に集う。
死戦の果て、勝つのは人か、”鬼”か。
モノノフたちよ、”鬼”を討て!

これまでの話

古より、“鬼”と呼ばれる異形の存在と戦う者たちがいた。
彼らを称して「モノノフ」(鬼ノ府)という。
千年の長きに渡り、「モノノフ」は歴史の陰で人の世を守り続けてきた。

しかし、泰平の時代の末、突如、大いなる災厄が訪れる。
時が歪み、天地が裂け、各地に異界が出現……
かつてない大量の“鬼”があふれ出したのである。
多くの土地が“鬼”に飲み込まれる中、
「モノノフ」は生き残った人々を里に迎え入れ、“鬼”に立ち向かった。
七日七晩……短くも熾烈な戦いの後、かろうじて人間の勢力圏を守り通した。

後に「オオマガドキ」と呼ばれるこの災厄を経て、
「モノノフ」は人の世を守り、治める組織として、
歴史の表舞台に立つこととなった。
それから八年――
いまだ終わらぬ“鬼”との戦いの最前線に、新たな戦士が派遣される。

人の世を滅びから守るため、
モノノフたちよ、“鬼”を討て!

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