札の人物に成り代わる「主人公札」ほか、たくさんの札を集めると新しいシナリオが出現します。シナリオによって、藤吉郎たち人物の身分や仕える努力も大きく異なります。
1549年 流亡の章
1554年 乱麻の章
1560年 日輪の章
1568年 昇龍の章
1575年 覇道の章
1582年 転変の章
1598年 太平の章
1560年 夢幻の章
鹿児島に上陸した宣教師フランシスコ=ザビエルは京・山口・豊後などに教えを広めた。西国の諸大名はこぞって南蛮文化を求め、新兵器・火縄銃を買い漁った。この年、三好長慶が圧倒的軍事力で将軍を京から追放し、畿内専制を確立する。三河では徳川家康の父・松平広忠が家臣に暗殺されるという凶事が起きていた。
今川、北条、武田が駿河善得寺で同盟したことにより、東国の諸大名は再編を迫られる。毛利元就が西国で勢力を拡げていた。当時「美濃のマムシ」斎藤道三の愛娘・帰蝶を嫁に迎えた織田信長は21歳。その信長の下に、猿のような若者が登場する。
東海の覇者・今川義元は上洛を企図するが、京への道に立ちふさがったのが「尾張のうつけ」織田信長だった。いっぽう、越後の長尾景虎は前関東管領・上杉憲政を擁し、虎視眈々と関東の地を狙う。同じく関東に野心を持つ北条、武田がそれを見過ごすはずはなかった。
岐阜城を本拠として「天下布武」を進める信長は、前将軍の弟・足利義昭を擁して畿内の敵を蹴散らし、堂々と入京する。三好衆や堺の豪商たちは信長の動向に恐れをなした。だが、新将軍・義昭に煽動された朝倉、本願寺門徒衆、毛利が信長に反旗を翻す。反信長連合の鍵を握るのは武田信玄だった。
浅井・朝倉を滅ぼした信長だが、反抗勢力はまだ衰えてはいなかった。全国の門徒衆に号令をかける本願寺と、それを後方支援する毛利。対抗する水軍力は織田方にはまだ無かった。そんな中、信長の盟友・徳川家康に、武田勝頼が決戦を挑む。救援要請を受けた信長は、かつてない戦略と大量の火縄銃を用意して長篠の地に向かった。
天下人・信長の覇業はまさに仕上げの段階にあった。北陸・上杉景勝を攻める柴田勝家、中国・毛利輝元を圧する羽柴秀吉。東国へは滝川一益、徳川家康。万全の布陣と思われた織田軍団だったが、家臣・明智光秀が本能寺にて謀反を起こす。
太閤秀吉の死により「豊臣の平和」はもろくも崩れ去る。石田三成を筆頭とする吏僚派と、それを憎む武功派との対立を巧みに利用し、豊臣恩顧の大名の分裂を図る徳川家康。毛利・上杉・宇喜多ら、他の大老は反感を抱き、豊臣対徳川の対立は深まりつつあった。両者はやがて要衝・関ヶ原で対決を迎える。
「夢幻の章」の出現条件は、全860枚の主人公札を全部集めることのみ。神の御業か、天魔の所為か。一陣の濃霧が日本全土を覆い、そして明けた後、現れたのは何が嘘で何が真か、知る者の無き夢の世界。
時を越えて、戦国のオールスターたちが激突する。
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