物語
魔法学校に通う見習い魔女・リデルは好奇心と向上心の強い女の子。
自分しか使うことのできない魔法を手に入れたいと、伝説の古代魔法を探して古城を訪れ、厳重に保管されていた古びた本の封印を解いてしまいます。
リデルが手にした本は、まさしく古代魔法の力を秘めた本でした。誤算だったのは、その本に、かつて世界を大混乱に陥れた"古書の魔女"が封印されていたことでした。
封印から解放された魔女は本から飛び出すと、驚くリデルを尻目に、自分を本に封印した"女王アリス"への復讐のために世界に呪いをかけました。
魔女の呪いは一気に広まり、美しかった国々には魔物が現れ、そこを治める姫たちにも災いが降りかかりはじめました。
意図していなかったとはいえ、世界のピンチを招いてしまったリデル。驚きから覚めると、鼻息荒く宣言します。
「もう!しょうがないわねっ。セキニンでもなんでもとってやろうじゃない!」
こうしてリデルは、魔法や世界の仕組みに詳しい吸血鬼"ルウ"とともに、古書の魔女を再封印するための旅に出ることになりました。