常識を超えたかつてない仮想シナリオ、紀元前!?

古代中国、秦・楚・斉・趙・燕・魏・韓の七つの強国が天下を巡って相争った、世にいう 「戦国七雄」 が現出。 秦王・嬴政をはじめ、楽毅、孫臏、信陵君・魏無忌など、いにしえの名君・名将・賢臣たちが天下を巡って激突する。

愛国詩人・屈原が曲阜に英傑を発見!
歴史では、自らの進言を聞き入れられず、楚の命運に涙して汨羅(べきら)の江に身を投げるのだが…
いにしえの賢人・屈原を大いに用いて、敵に攻勢の機会を与えるな。

趙の名宰相・藺相如が秦王・嬴政と会談する。
歴史では、藺相如はただ1人で秦を訪問し、横暴な秦王を罵倒して生きて帰り 「完璧」 の故事を遺している。 誰もが成し得ないことでも、いにしえの賢人・藺相如なら歴史を変える一手を成し得るだろう。

魏の信陵君・魏無忌率いる大軍が、首都・咸陽に侵攻してきた。 秦王・嬴政は関と兵法陣を活かし、全軍をもってこれを迎え撃つ。 敵味方とも名将ぞろいの戦場で、鎧袖一触の策と戦法が火花を散らす!

中華統一を目指す秦の最後の激戦 「秦楚の戦い」。

故事成語に因んだ 「刎頸(ふんけい)の交わり」。
本シナリオでは、全部で6つの歴史イベントを収録しています。

嬴政
(えいせい)

秦の始皇帝。
父・荘襄王の後を継いで、13歳で秦王となる。
当初、相国・呂不韋の補佐を受けるが、成長すると実権を掌握。 法家の李斯を重用して国力を整えると、韓、趙、魏、楚、燕、斉の六国を滅ぼして中国を統一した。

楽毅
(がくき)

燕の将軍。
諸国の脅威であった大国・斉に対抗する五カ国連合軍を実現させて、斉を滅亡寸前まで追い詰める。 間もなく昭王が死去すると、斉の田単の離間の計に掛かった恵王に疑われて趙に亡命。 恵王に宛てた和解の書「報遺燕恵王書」は、諸葛亮の「出師の表」と並んで「読んで泣かぬものは忠臣に非ず」と言われている。

孫臏
(そんぴん)

斉の軍師、孫武(孫子)の子孫。
同門の龐涓(ほうけん)から魏に招かれるが、その才を妬まれて刑罰を受けた。 斉の将軍・田忌に救出されると威王の軍師に抜擢される。 13年後、宿敵・龐涓率いる魏軍と対決した際、少しずつかまどの数を減らして偽退却することで油断を誘い、追撃してきた龐涓を討ち取った。

魏無忌
(ぎぶき)

魏の公子。号は信陵君。「戦国四君」のひとり。
秦が趙の都・邯鄲を包囲した際、秦を恐れて動かない魏軍の兵権を奪って趙の危機を救った。 その後、趙で10年を過ごすが、秦の攻勢によって魏が窮地に陥ると帰国。 魏・趙・韓・燕・楚の五カ国の軍を集めて秦を窮地に追い込み、その威名は天下に轟いた。

廉頗
(れんぱ)

趙の将軍。白起、王翦、李牧と併記される「戦国四大名将」のひとり。
数々の戦場で功を積み、勇名をもって天下に知られる。 藺相如が上卿に任ぜられるとそれを不服としたが、その真意を知ると自らを恥じて謝罪。 互いのために首を切られても悔いはないという「刎頸(ふんけい)の交わり」を結んだ。

李信
(りしん)

秦の将軍。
燕の太子・丹の命を受けた荊軻による秦王・嬴政の暗殺未遂事件が起こると、燕を攻略して丹を討ち取った。 嬴政に楚攻略に必要な兵力を問われた際、「20万で十分」と豪語し、楚討伐を命じられる。 蒙恬と共に楚各地を次々と攻略するも、三日三晩不休で追跡してしてきた楚将・項燕に急襲され、大敗を喫した。