黄権
王累

こうけん

黄権

字:

こうこう

公衡

おうるい

王累

命をかけた諫言
勝者:王累

どちらも劉璋をとめることは出来なかった。前歯を2本折った黄権に対して、逆さ吊りの縄を切って地面に激突して死んだ王累の勝利。
 

黄権は劉備を蜀へ引き入れようとする劉璋を諫め、劉璋の衣のすそをくわえてまで止めようとした。王累は自分の体を城門から逆さ吊りにして諫言した。体を張って主君に諫言する2人。どちらがより激しいか…
対決!
黄権
?年〜240年
劉璋の幕僚。劉璋が劉備を招いて張魯を防ごうとした時、止めようとしたが聞き入れられなかった。劉備が蜀への侵攻を開始すると、張魯に救援を要請するなど劉備を防ぐ献策を重ねる。劉璋が劉備に降伏すると出仕を拒むが、劉備自らの訪問を受け仕官した。夷陵の戦いでは水軍を任され、劉備が敗れ呉軍に包囲されると、呉に降るのを潔しとせず、魏に投降。家族が劉備に殺されたとの報せを受けるが信じず、劉備も黄権の罪を問わなかった。
王累
?年〜211年
劉璋の従事。張松が劉備の迎え入れを献策すると強く反対。聞き入れようとしない劉璋が涪城[フジョウ]に赴いて劉備を迎えようとすると、城門から逆さ吊りになり命を賭していさめる。