父・孫堅の仇である黄祖討伐を実行するため、いざ江夏にと攻め込んだ孫権軍。
だが、置かれた状況はかなり厳しいといわざるを得ない。
自軍で出撃している兵士数は孫権の7,500、程普の6,500など、総勢23,000なのに対して、 黄祖軍で出撃しているのは王威の10,000、呉巨と文聘が9,000ずつの合計28,000である。数だけ見ればさほど大きな差は開いていないように思うかもしれないが、さらに江夏に15,000、夏口港には10,000の兵士が駐留していて、
完璧な防御体制が敷かれているのだ。
しかも、 自軍部隊は楼船が3、走舸が1であるのに対し、 黄祖軍は最初から出撃しているすべての部隊が闘艦に乗っている。
この厳しい条件の中、 たった半年間で江夏制圧を成し遂げられるのか? |
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▲父の仇である黄祖の軍勢から甘寧が投降。その言葉に、孫権は江夏制圧を決める
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