「大陸統一」というテーマは変わらずとも、システムは毎回変わるもの。だからやっぱりチュートリアルはあるとイイ。ぶっつけ本番の内政が手探りでいけても、戦争は勝手がわからないし。[まずひと通り教わってから、細かいところはプレイのなかでつかんでいく]これが石橋を叩いて渡る“The オレ流”。
今回の「チュートリアル」は、内政のイロハに始まり、戦争のルールを習い、実践で仕上げるという流れだ。くらいでしょうか?
内政のポイントから戦争での部隊の動かし方まできっちりみっちり教えてくれる。もちろん「一騎討ち」「舌戦」もここで体験。今回もスゴいから、味わうにはプレイ方法を心得ておかないとね。
それにしてもチュートリアルの劉備さん、ずいぶんとハッチャケてるなぁ… ちなみに、全部クリアするとオマケがありますよ!


進行は1ヶ月を10日ごとに区切ったターン制で、1年に36回ほど順番が回ってくる。春夏秋冬はいつも通り3ヶ月1セット。
チュートリアルでは「国力向上の基本」「軍備の増強」などとパートごとにやることが決まっているけど、ゲーム本編は軍事も内政も同時進行。だから、やり方が判ればうまいこと段取りをしていくってとこに妙味がある予感 ……。リアルタイム進行とはまた違う忙しさだけど、やるべき“楽しいこと”はたくさんある。
いずれにせよ、腰を据えてじっくりと先を読むって流れは嫌いじゃない。むしろ、自分のようなオールドタイプには安心感があるってもんだ。
ドーンとこい!

システム面での大きなポイントは「技巧ポイント」(技巧P)にあるらしい。内政で実績積んだら「技巧P」、戦闘で技を決めて「技巧P」。とにかく、なにかやるごとにこの技巧Pを意識しておくとイイらしい。
どうすれば多く貯まるのか、具体的な方策は実践で探っていこう。直感的な言い方だが、計略を決めたり、ひと捻りした攻撃を仕掛けたりという“魅せるプレイ”をすると、どうやら多く得られるっぽい。誰が見ているってワケでもないんだけど。 この技巧Pを貯めるほどに都市の技術を向上させることができて、やがては国力の増強につながるという。
『11』攻略のツボ、ここに見たり! かな。

『三國志』が広く人気を得ているのは魅力的な登場人物の存在があってこそ。『11』ではシリーズ最多となる100種類の「特技」で武将の個性を引き立てている。たとえば槍兵・戟兵戦法成功時にクリティカルが発生する「闘神」や、毎月の都市の金収入が1.5倍になる「富豪」など、効果のほどはさまざまだ。

 チュートリアルメニュー
 劉備さん ……
 「国力向上の基本」
 「出陣と戦闘」
 「技巧の効用」
 「一騎討ち指南」
 「舌戦指南」
 武将の特技
チュートリアルの仕上げでは学んだことすべてが試される。実戦形式の課題は「1年以内に成都攻略」だ。
 (ライター:宇山 毅)