2005年10月19日 版

新ダンジョン「星野山千尋窟」について

星野山千尋窟

「イザナミ宮」を頂点とする三ダンジョンは、クエストを解くことにより先へ進むことのできる高レベル向けダンジョンですが、近来の高レベル徒党の増加とともに混雑するシーンもよく見られるようになって来ました。

今回追加予定の「星野山千尋窟」は、「イザナミ三迷宮」と並ぶ高レベル向けダンジョンでありながら、トライアルダンジョンのように徒党毎に生成される方式のため、徒党間で競合することなくお楽しみいただける設計になっております。ダンジョンは多階層で構成されており、階を進むためには途中仕掛けられた謎を次々解いていく必要があり、階を追うごとに難易度は高くなっていきます。また登場する敵NPCのほとんどは新規公開のものになり、新ドロップ品も満載です。どうぞご期待ください。


移籍・客将システムの導入

「信長の野望 Online」では、勢力がコミュニティの核となるよう設計されておりますが、ゲーム世界の円熟とともにプレイヤーの皆様どうしのコミュニティーが多様化し、従来の徒党会話と部隊会話のみではグループコミュニケーション機能として不足の感がありました。

今回導入予定の「私設会話」システムは、任意のチャットルームをプレイヤーの皆様に作成していただき、その名前を特定のグループで共有し、コミュニケーションの場としてご利用いただくためのものです。

合戦場における「部隊会話」が機密性を要する限られた空間とするなら、「私設会話」は自由なグループコミュニティーの場としてご活用いただけるものと期待しております。


アイテム改良システムの導入

付与限界の仕様を10/12のアップデートにてリリースいたしました。

この仕様の意図は、「レベル相応の力」ということにつきますが、高レベルにおいても一定の制約がかかるバランスとした理由は以下となります。

  • 極端な一つのパラメータへの集中強化を抑制することによる同じレベル帯のプレイヤー間の極端な格差の是正とNPCバランスの適正化

従来付与等によるパラメータ強化は、事実上枠さえあれば制限のない状況でした。これは能力強化の自由度の確保という「信長の野望Online」のゲーム設計上のコンセプトとしてリリース当初から維持してきたシステムです。しかしながらサービス開始後二年を迎えサーバー世界が成熟し、さらなる拡張をも視野に入れていくと、どうしてもここにある程度の制限を加えないと合戦場やダンジョン等のNPCの強さの設定に必要な、「強さの基準」が高騰してしまい、結果として高い能力付与を行ったプレイヤーのみ活躍できる設定となってしまう傾向にあるという問題を認識しておりました。竜の涙、上位入魂材はゲーム世界ではやはりレアアイテムであることが必要であり、これらを使用しなくては十分活躍できないゲーム世界は開発チームとしては是正する必要があるとの判断です。

付与システムという自由度を残しつつ今後のゲーム世界の適正なバランスの確保を行う方法として、付与制限のシステムの他に術ダメージのような技能毎の上限を全ての攻撃系の技能に追加することも検討されましたが、この方法は能力強化の自由度のシステムを見かけ上残すのみで実体をなくするものとなるために採用するに当たらないと結論いたしました。今回の付与効果のレベル制限は、上限の設定ではなく能力値の上昇が緩やかになる定点を設定したものであり、それを越えた上昇を抑制するものではありません。これにより従来の能力強化の自由度の確保と、ゲーム世界の適正なバランス調整手段の確保の両立ができるのではないかと考え実装いたしました。

現状導入されている付与限界点の値ですが、各職業の特化系統や生産技能を使用する場面において、本ワールドにおいて適正なバランスになっているかどうかは引き続き検証を行ってまいります。


「器用」パラメータの意味拡張について

戦闘において安定したダメージを与えるのに「器用」パラメータを参照するようにいたしましたが、これは従来軽視されていた「器用」パラメータのクローズアップと、攻撃力を上げるための「腕力」パラメータ一極集中の是正を促進する効果を狙って実装されたものです。従来の安定ダメージを確保するのに必要な「器用」パラメータの値は、職業やキャラクター作成時の初期値およびレベルに依存しますが、一番必要とするケースでも装備の2、3ヶ所において「器用」パラメータの強化を行えば問題ない程度のバランスに設定してあります。