実際のレポートを始める前に、まずは基礎知識を把握しなくちゃ。ということで、開発部門の方に、合戦全体のルールについてお話をうかがいました。
※詳しくはFAQの「合戦の概要と、勝敗決定の仕組みについて教えてください。」 をご覧ください。

現 在

開発:「期間については、定期メンテナンスから次の定期メンテナンスまでの1週間ということで変わっていません。変わったのは、その1週間の合戦がいくつもの『陣』という単位で分けられるようになったんです」
桜子:「その『陣』は、合戦の勝敗決定にどんな風に反映されるのでしょうか?」
開発:「陣は最短で6時間、最長で24時間続くのですが、この時間内での戦果を元に勝敗を決めます。引き分け、という場合もあります。そして1週間通して何回か行われる陣の勝敗の合計が『何勝何敗何分け』だったかで、合戦全体の勝敗が決まるんです」
桜子:「ということは、合戦中のある時期に集中的にとてつもない戦果を上げた場合、今までならそれで合戦の勝敗が決まったかも知れませんが...」
開発:「はい。新しい合戦では、いくつかの陣のうちの1つで勝ちを収めた、ということになるだけで、他の陣での結果によっては合戦全体としては負けになる場合もありえます」
桜子:「1週間通して、なかなか気を抜けないことになりそうですね。合戦後の国力変化についてはどうなりますか?」
開発:「これも『何勝何敗何分け』だったかで計算されることになります。攻撃側にとっては、陣取戦の勝率が高いほど、国を奪った直後の国力を高くすることができますし、防御側にとっては、陣取戦の結果が拮抗していれば、合戦で負けたとしても攻め込まれた国の国力低下を抑えることができるわけです」

なるほど。1週間を通しての合戦への関わり方が変わりそうですね。では、実際の戦いは、どうなるんでしょう? 合戦場に行ってみることにしましょう。


以 前


ここは一番、激戦になっている場所です。随分多くの方が戦ってます。
味方の要害に戻ってきた徒党がいますね。あの人達に話を聞いてみましょう。


桜子:「今までの合戦と、ここが変わった、と感じる部分て何かありますか?」
お侍:「ああ、新しい要素の『疲労度』やね」
桜子:「疲労度?」
お侍:「せや。多分、桜子はんは今は表示されてへんやろうけど、戦ってみればわかりますわ。ちょっと一緒に戦うてみます?」
桜子:「お願いします」

足手まといになりながらも、一番弱い敵兵と戦ってみました。すると...

桜子:「あ、体力バーの右に何か数字が...」
お侍:「そう、それが疲労度ですわ。合戦場で戦うたんびに増えていって、50を越えると、その数値に応じて能力が低下しよるんですわ」
桜子:「減らすことはできないんですか?」


疲労度
お侍:「味方の要害周辺か、門の外などの対人戦不能区域にとどまってると減ってきますねん。せやから、さっき味方の要害に戻ったんも、疲労度回復のためやったんですわ」
桜子:「ある程度戦ったら、定期的に味方の要害に戻って、疲労度を回復する必要があるわけですね」
お侍:「戦うてる場所と、味方の要害の間なんかで待ち伏せされてたり、なんてこともありましたわ。他にも、前やったらレベルの高くない敵徒党が集まってる所にレベルの高い徒党が単独で切り込むなんて事もありましてんけど、今ではそないなことしたら、順番に襲いかかられて、疲れがたまって能力が落ちたところを仕留められてしまいますわ」
桜子:「レベルが高くない徒党でも、数がいればレベルの高い徒党を倒せるようになるわけですか」
お侍:「はい。戦い方の選択肢が増えたっちゅうか、ま、とにかく戦い方が変わったんは事実でんなぁ。対人戦に特に顕著なんやけど」

新要素「疲労度」ですか。疲労度にどう対処するか、どう利用するか、で、たしかに戦い方は変わりそうですね。



「疲労度を減らすには、味方の要害周辺にとどまっていること」だそうですが、そうなると、要害のもつ重要性はとても大きくなりますね。
さっきは激戦になっている所から少し引いた要害の中での取材でしたが、今度はその激戦のまっただ中に来てみました。来てみて初めて判ったんですが、ここは敵の要害の目の前だったんですね。つまり、いま要害攻略戦が行われている最中なわけです。
さすがにお話を聞くわけにはいきそうにないですね。しばらく状況を観察することにします。
攻撃を仕掛けている徒党も多いですが、要害を守るためにここに来ている徒党も多いですね。あれ? よく見ると、守る側の徒党は7人徒党が見あたりません。これじゃあ、攻撃側徒党に簡単に倒されちゃうような...。攻撃側から1徒党、味方の要害に戻ろうとしています。疲労度が溜まったんでしょうか。あ、そこに守り側徒党が襲いかかりました。うわ、よく見ると、複数の徒党が襲いかかってたんですね。戦闘に入らなかった徒党は、待機しています。なるほど、連続して戦闘に持ち込むことでどんどん疲労度を溜めさせようとしているわけですね。攻撃側が自分たちの要害にそう簡単に戻れないようにするために、少数の7人徒党をそろえるんじゃなくて、少人数の徒党を多数そろえてたんですね。


守り側の徒党がある程度揃っちゃうと、要害を攻略するのは大変そうです。
攻める側の方はどうなんでしょうか?
要害攻略に成功した際の戦闘に参加していた方がいたので、お話をうかがってみました。


桜子:「要害攻略を開始するまでの過程を教えてください」
 :「合戦場に入ったときに、先に合戦場に入っていた徒党の方から、各徒党がバラバラになると対人戦仕掛けられちゃうんで、みんなでまとまって行動しましょう、という提案があったんですね。それで味方のある要害に全員が集合しまして。その時そばに敵の要害があって、たまたま相手側の徒党がいなかったんですよ。それで、敵が来る前に要害攻略してみよう、という話になったんです」
桜子:「攻略はどんな感じで行われたんですか?」
 :「要害を攻略するには、要害のNPC大将を倒さなくちゃいけませんよね。でもNPC大将の周囲には、他のNPCが結構います。これらと戦って疲労した状態では、NPC大将との戦いが不利になっちゃうじゃないですか。だからNPC大将に戦いを挑む担当徒党をまず決めまして。一番レベルが高い徒党に。で、最初のうちはNPC大将の周囲を掃除する感じで、全徒党でNPCを倒してました。頃合いを見計らって、NPC大将を倒す担当徒党が一旦味方の要害に戻って疲労を回復しまして」
桜子:「なるほど。周囲のNPCをある程度倒して、NPC大将の所まで割と楽に戻れるようにしておいたわけですね」
 :「そうです。さすがに他のNPCと一回も戦わずに大将NPCまでたどり着けはしませんでしたが。周囲のNPCを倒してあったから、ラッキーなことにNPC大将の徒党の人数も減ってたんですよ。おかげで、かなり早く大将NPCを倒せました。相手の徒党が私たちに気づいたのは、もう大将NPCとの戦闘が始まった頃でしたから、絶妙のタイミングでした。ちょっとでも遅れてたら相手の徒党が殺到して、攻略できなかったんじゃないかな」
要害の周囲にいるNPC、「守備兵」を倒すと、倒した徒党数に応じてNPC大将徒党の総人数が減っていく。
これは結構ポイントですね。
開発部門の方のお話では、減っていく対象には規則性があるそうです。
○要害の周りに配置された一般的なNPCを一定数以上倒した場合、要害の副将NPC徒党の人数が減少
○要害の副将NPCを倒した場合、要害の大将NPC徒党の人数が減少
○先鋒要害の大将NPCを倒した場合は中備え要害の大将NPCが、中備え要害の大将NPCを倒した場合は後詰め要害の大将NPCがそれぞれ徒党人数が減少

それから、お話にも出てきた役割分担も大事そうです。大将を倒すレベルの高い徒党、要害攻略を阻止しようとやってくる敵PC徒党を撃退するレベルの高い徒党、守備兵を倒す中レベルの徒党、といった感じで、あらゆるレベルにそれぞれの役割が出てくることになりそうです。こんな組織だった行動のためには、徒党同士の連携も大切ですね。ひょっとしたら新しい合戦では、単に徒党数が多いよりも、少ない徒党数ながらも連携がとれている方が有利なのかもしれません。



合戦場での戦い方について見てきましたが、それでは「陣」の勝敗は、どんな感じで決まるのでしょうか? 
再び開発部門の方にお話をうかがってみます。

※詳しくは「重要なお知らせ」の「11/14 勢力および合戦に関する仕様変更について・その2」にある「合戦期間の分割」 をご覧ください。

開発:「勝敗については、基本的には今まで通り『戦果』で決まります」
桜子:「ではどんな部分が変わったのでしょうか?」
開発:「要害攻略関連の戦果が高くなっています。要害のNPC守備兵も含めて、一般のNPCを倒した場合よりも戦果が高くなっています。もちろんNPC大将も、より奥の要害の大将の方が高くなっています」

なるほど。今まで取材した内容を総合してみると、「要害攻略」が新しい合戦のポイントのようですね。