ALIVE

 



この曲は、アルバム中もっとも明るく、ストレートなメッセージ性をもつ曲である。
原曲を聴いた時は、高橋直純がこれまで作ってきた曲の象徴的なスタイルを色濃く持つ、
軽快なダンスナンバーと感じたが、最終的にはミドルテンポのパワフルなロックとして仕上がった。
アルバム中ラストに行われた、この曲のレコーディングは、歌を吹き込んでいる、というよりは、
「命」を吹き込んでいる−−という表現がふさわしかったように思う。

この曲は一見平易に感じるかもしれないが、実は歌い手に相当な力量を必要とする。
歌い手としての高橋の非凡さがよくわかる曲のひとつだ。
歌詞の構成も、地上から大空へと心が解放されていくようなカタルシスを感じさせるものになっている。
アコースティックギターのストローク、力強く優しい歌声が、生命の鼓動を刻むように感じられ、
"JUST ALIVE"―――「生きること」の意味を私たちに問いかけてくれる。 (Makky)

 

 

 

 

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