四人の主人公の一人。17歳。旧姓・四方月。 朧月島(ろうげつとう)出身で、ピアノを学ぶ少女。十年前、朧月神楽の最中(さなか)に神隠しに遭う。当時刑事だった霧島長四郎に保護されるも、神隠し以前の記憶はほとんど失っていた。その後は母・小夜歌と島を離れていたが、失ったものを取り戻すため一人、朧月島へと渡る。